13話


 一体なにが始まったのかと思ったら、結局は夢オチですか。


 ともかく、夢とはいえ、恐らくこの始まりのシーンで親と学校へ来たところは実際にあったことだろう。

 でもハルヒの親父ってオカマだったよなあ。髪は長いけど普通の人に見えるんだが。さすがにこういった改まった場ではまともな格好をしなければならない、という意識はあったのかもしれん。

 いずれにしろ、普段めったに見られない女装(?)をしたハルヒを見られるのはいいかもしれんね。どうやっても別人に見えて仕方がないのだけど…。


 夢、ってことで、まあ展開はメチャクチャだけれど、一応出てくる要素は現実にある物ばかりだ。

 ウサギのぬいぐるみはあのショタの物だし、強力モーターはれんげ、バナナの皮は…ホモ兄弟?

 でもそのモーター、普段ならせり上がるために使う物だが、ここでは降りるために使っている。もちろん、せり上がったからには最後には降りるんだから、全く使い方が違うというわけでもないが。

Alice went down a big hole.
She came to Wonderland.

 というわけでハルヒがやってきたのは、一見すると現実世界となーんの変わりもないところ。でもやっぱりどこかがおかしい。まあ、普段から、金の力に物を言わせて普通じゃ考えられないような状況にこの部屋がなってることも多いし、夢だからなのかどうなのかが分からないんだが…。


 さて、この壺は、懐かしきあの…ハルヒがここでホストをやるハメになったきっかけのブツですな。これがなければ今頃こんなことはしてなかったのだろうが。でもまあ、結果的にここに来て良かったのかもしれんね。ハルヒ自身もこの状況を楽しんでいるみたいだし、特に取り立てられるわけでもないし。

 もしここに居なければ、「お前はジュンかよ!」と突っ込みたくなるようなあんな格好で、ずっと目立たないヤツのままであっただろう。どんなことがきっかけで変わるかわからんね。

 その壺にハマって出られなくなってるところへ、何故かピアノからわき出てきた男が…これ誰なんだろう?まあ別に誰でもいいんだが、そいつがバナナを食って小さくなったのを見て自分もバナナを食べて小さくなる。

 夢の中なんだからどうでもいいのかもしれんが、普通、このスケールになったらこんな花瓶を動かせないよなあ。そして「わーん。暗いよ狭いよ怖いよー」となるのがオチの様な気がした。うん。古すぎるね。

 そして小さくなって扉を抜けると、何故か電球で作られた「女」の文字が。もちろんこれは1話で、環が、ハルヒが女であることを知った時に出てきた物なんだけれど、あれがどうしてここに出てくるのか謎である。

 みんなが気づくたびに点灯し、最後に環が気づいた時点でこれが出てきたわけで、本来誰の頭の中にも無いハズ。あったとすれば環だけど、少なくともハルヒではない。なのに何故…。


 そんなわけでまたまた穴に落ちたハルヒが出てきたのはプール。で、そこに居たのが鏡夜なんだが、なぜだろう、このシーンを見ているとどうしてもかしましの宇宙人を思い出してしまう。黄色い全身タイツだったし、メガネを掛けていたし、何事も冷静に分析するし。なんかほんと似てるよね。

 でもなんでこいつはイモムシだかなんだかのきぐるみを着ているのだろうか。ハルヒの鏡夜に対するイメージだとしても、いやそれは一体どんなイメージなんだよと。わけがわからん。

 このね、何故初対面なのに「いつも」を知っているのかと考え込むハルヒが、キノコにアゴを乗っけてでろーんってやっているのを見ると、かみちゅのゆりえ、もしくはあずまんが大王の大阪を連想してしまう。なんかそんなことばっか考えてるな、今回…。


 そういやこの料理女っての、前にどっかで見たことあるような気がするんだけど、どこだったっけ…。環さまのバカって言ってるって事は、かなり表だって出てきたキャラなのに、何故か最後のキャスト一覧に載ってなかったというあの人だったろうか。忘れてしまったなあ。。。

 そして赤ちゃんが人形へ変わって、ハルヒが次の場所へ移動しようとするシーンで、何故かカメラは移動していないにもかかわらず、時計塔が右へズレて行ってるんだよなあ。一体何を表しているのだろうか?


 結局ハルヒがなりたいものって、弁護士なの、か?