5話


 5話だけど3話。そんなややこしいアニメらしいですこれは。

テレビ ハルヒISM タイトル
01話 11話? 朝比奈ミクルの冒険 Episode00
02話 01話 涼宮ハルヒの憂鬱
03話 02話 涼宮ハルヒの憂鬱
04話 07話 涼宮ハルヒの退屈
05話 03話 涼宮ハルヒの憂鬱
06話 09話 孤島症候群(前編)
07話 08話 ミステリックサイン
08話 10話 孤島症候群(後編)
09話 14話 サムデイ イン ザ レイン
10話 04話 涼宮ハルヒの憂鬱
11話 13話 射手座の日
12話 12話 ライブアライブ
13話 05話 涼宮ハルヒの憂鬱
14話 06話 涼宮ハルヒの憂鬱


 現時点で分かってるのをテレビ放送話数でソートするとこんな感じ。6話で9話ってのは狙ってるのか?まさかね…。


 ともかく、今回は3話の続きらしい。

 今回こそ長門有希がやたらと喋る。必要な事となると物凄いなこの人は…。

私の仕事は涼宮ハルヒを観察して、入手した情報を統合思念体に報告すること。生み出されてから三年間、私はずっとそうやって過ごしてきた。この三年間は特別な不確定要素が無く、至って平凡。でも、最近になって無視できない、イレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた。それが、あなた。
情報統合思念体にとって、銀河の辺境に位置するこの星系の第三惑星に特別な価値など無かった。でも、現有生命体が『地球』と呼称する、この惑星で進化した二足歩行動物に、知性と呼ぶべき思索能力が芽生えたことにより、その重要度は増大した。もしかしたら、自分たちが陥っている自律進化の閉塞状態を、打開する可能性があるかもしれなかったから。
宇宙に偏在する有機生命体に、意識が生じるのはありふれた現象だったが、高次の知性を持つまでに進化した例は、地球人類が唯一だった。統合思念体は注意深く、かつ綿密に観測を続けた。そして三年前、惑星表面で他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。弓状列島の一地域から噴出した情報爆発は、瞬く間に惑星全土を覆い、惑星外空間に拡散した。その中心にいたのが【涼宮ハルヒ】。
以後三年間、あらゆる角度から涼宮ハルヒという個体に対し調査がなされた。しかし未だその正体は不明。それでも統合思念体の一部は【分析不可能】。彼女こそ人類の、ひいては情報生命体である自分達に、自律進化のきっかけを与える存在として、涼宮ハルヒの解析を行っている。情報生命体である彼らは、有機生命体と直接的にコミュニケートできない。言語を持たないから。人間は言葉を抜きにして、概念を伝達する術を持たない。だから私のような人間用のインターフェイスを作った。情報統合思念体は、私を通して人間とコンタクトできる。

 正直言おう。さっぱり分からない。

 そんな言葉が出てくるのも仕方がない。文字に起こして読んでみても、やっぱりよく分からない。まあここは逆にすっきり分かったらダメな部分なのかもしれんが。てか長ぇよ。セリフが。

 こんな意味不明なことをまくし立てられて、「信じて」と言われたって信じられるわけがない。まだこの時点では、これが事実であると信じざるを得ないほどの現象は起こってないわけだから(前回の野球は、これより後の話だし)。

 そういや長門有希はまだメガネをしたままなんだなあ。前回の野球の時には、部室に居るときもメガネを外していたみたいだから、ハルヒISMで言うところの4〜6話のいずれかの時点で朝倉…おっと、これ以上は禁則事項です*1。この流れで行くと、次回4話あたりですぐに来てそうな気もするんだけど、どうなんだろな。


 で、前に「野球の話があるまでに、みくるを立ち直らせた何かがあったんだろう」と書いたけれども、そんな物は無かった。律儀な性格からか、今自分がここに居る理由からくる使命感なのかは分からないけど、ともかく自分で勝手に立ち直ってしまったようだ。キョン絡みで何かあったのかとちょっと期待したのに、残念。しかもたった一日で…打たれ強いのね、彼女。

 しかしなんで長門有希はいきなりキョンにオセロを代わってもらったんだろうか。長門有希にとっては恐らく本を読んでいる方が数倍楽しいと思うんだが…。ロボットだから計算が好きだからか?それともみくるを慰めてるつもりなのか??みくる自身はその意図が分からず(というかみくる以外も分かってないだろうけど)、何か言われるのかとビクビクしまくり。こいつらは…やっぱ同業者みたいなことなんかな。小説未読だからわからん。


 SOS団の目的は「宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶ事よ!」って事らしい。一樹が来た時点でその全てが揃ってしまったわけで、目的は達成されたということだ。でも、当のハルヒはそのことには全く気づいていない。まあ気づいてしまったら、この団は解散…どころか、世界が終わってしまうかもしれないが。


 そして、せっかく復帰したみくるの受難はまだまだ続くのです。

 まあここに居る時点でこういう災難が降りかかることはどうにも避けられないことなんだから、もう諦めて素直にハルヒの要求に従ったらいいじゃないか。普通だったら、嫌がらなければどんどんエスカレートしていきそうなもんだが、ハルヒの場合は『嫌がるとか嫌がらないとかはいい。着替えさせるんだ』って事だから、抵抗するだけ無駄なのですよ。

 そういえば、これも前に書いたことなんだけど、この後ろに掛かってるメイド服っぽいの、もう着たのかそれともこれから着る候補なのかな?って、ここで着てたんだなあ。予告見たときに気づけよって話だけど。

 もうね、ハルヒがえろ親父にしか見えないんだけど、これは一応ハルヒが女だからまだ許されてるんだろうな。もし男だったら…。キョンが居るところでこんな事をしているんだから許されてるかどうか微妙なところだけどねえ。

 おっと、左胸にホクロ発見。これは先で本人確認をするときに、一つの証拠となりそうなシーンだ。

 「いいのか?」と思いつつもハルヒの要求に従って写真を撮りまくるキョン…いいのかそれで。みくるも「助けてください」って目で見ているというのに。さらにハルヒ長門有希からパクってきたメガネをみくるに装着させて「はいメガネ、オン」ってそんな冷静に実況してる場合じゃないだろ。

 そういえば長門有希はメガネ無しでも本が読めるのか?つーか伊達かな。


 なーんかやたらと機嫌が悪いハルヒである。「デートじゃないのよ」を連発しちゃってまあ。やはり前回同様キョンとみくるが仲良くしているのが気にくわないのだろうか。

 とりあえず今回はネタバラシの連続のようですな。とは言ってもほんの表面の部分しか教えてもらえないみたいだけど。というか、みくるには禁則事項が多すぎる気がする。「どうして直接ハルヒにそのことを伝えないのか」も禁則事項に引っかかるのか。長門有希は言っていた様な気がするんだけど。それとはまた別の理由があるってことなのか?それとも、ずっと「禁則事項です」と言ってきたから、勢いでついそう言ってしまっただけとか。それはないか。

 最後の「あなたの本当の年を教えてください」に対する「禁則事項です」は、「女性に年齢を尋ねるもんじゃないですよ?」という意味のようだがね。

 普通、タイムワープをしてきた人間ってのは、元いたところと同じ年齢でそのまま来ると思うんだけど、このアニメの中では違うのかな。だって「本当の年齢」ってことは、今とは年齢が違う、ってことだろう。

 遡ってきた年数を同じだけ若返るということなら、この時代にも姿形が全く同じみくるがもう一人いると言うことか。その時代にどの場所に居たかは自分で分かってるだろうから、そいつと出くわさないようにするのは簡単だろうけど。まあそもそもタイムワープ自体が現実には存在しないんだから、もう一人の自分と出会ってはいけない、というのも誰かが考えたことであって、このアニメでもそれが通用するのかどうかはわからんが。

 そうか。単純に、今の年齢では高校に入ることは出来ないから、キョンと同じぐらいの年齢になってこっちにきたというだけか。なんだ…。


 仕切り直しと言うことで、またくじを引いて班分けをしなおしたんだけれども、キョンは今度は長門有希と組むことになった。そうするとやっぱり機嫌が悪くなるハルヒ。うーん。みくると仲良く、とか関係なく、自分がキョンを引っ張り回して遊びたかったのに、一緒になれなかったことに腹を立てているようだ。この不機嫌な顔がおもしれーわ。

 もしかしたら、この教訓が野球の時に生かされて、「自分のはクジじゃなくてあらかじめ勝手に決めておく」となったのかもしれない。もしそうだとしたらこのアニメ、いろんな所にいろんな物がちりばめられてるんだな…見落としてるのもかなり有りそう。


 そんなわけで長門有希と組むことになったキョンだが、謎探しをする気はさらさらなく…というか、既に宇宙人と未来人がすぐ側にいることが分かってるんだから、探す必要がそもそも無い。

 で、時間潰しに図書館と。中に入って解散となった途端、長門有希は前傾姿勢…というよりも、ヒモで吊された人形のように体をまっすぐ伸ばした状態で傾いている。人間にはとてもじゃないがこんな姿勢は無理である。やはり本が好きなのだな。

 一方のキョンが手に持っているのは、このアニメ原作の谷川流が書いた「学校を出よう!」の二巻のようだ。なぜ二巻。一巻は既に読んでしまっているのか?それともたまたま一巻が貸し出し中で仕方なく二巻なのか。登場人物も舞台も変わっているらしいから、一巻を読んでなくても問題無さそうなんだけど、キョンはそれに気づいていたのだろうか。

 元から本を読む気が無かったようで、爆睡しているキョンだったがそこへハルヒからの電話が入って絶叫。恥ずかしいねこれは…。というかこの携帯、どう見てもP902iです。本当に(ry

 なんか一方的にキョンが悪い風にされてしまってるが、寝ていたんだから仕方がない。起きていた長門有希も少しは悪いんじゃないかと思うんだが…。こっちも本に熱中しすぎて時間を忘れてしまったのかな。

 「本を読んだまま根を生やしたように動かない長門」と言っているから、相当集中して読んでいたらしく、時間どころの話じゃなかったようだ。そんな長門有希のためにわざわざその本を、しかも図書カードを作ってまで借りてやるなんて優しいじゃないかキョン。…というか、動いてもらわないと自分がハルヒに怒られるからだろうけれど。


 なんだかこのハルヒの不機嫌な顔、口が逆三角形になる表情が好きかもしれない。可愛い…というのもちょっと変かもしれんが。

 そんなハルヒの見ている夢が、この世界なんだという。なんかいきなりぶっとんだ設定になってしまった気もするが、ともかくそういうことらしい。

 もしそうなのであれば、世界を自分の思い通りにコントロールすることが出来るというのも当然かもしれない。実際には、ほとんどの人は自分の夢をコントロールすることは出来ない。明晰夢というものを見られるようになれば、夢の中で「これは夢である」ということが自覚できるため、思い通りに出来ると言うことらしいのだが…。

 でもハルヒは、自分の能力に気づいていない、つまり明晰夢を見ているというわけではないということになるんじゃないのか。だったら何故コントロール出来ているのか。だからこそ謎、なのかな。てかこのアニメ、夢オチ?


 んでエンディング。

 キョンハルヒの文字がデケぇ!!!!! なにこの巨大文字…。まあ今回キャストが少なかったってのもあるのかもしれないが、でも次のページの、二人以外の文字はいつも通りだし。

 「超監督 涼宮ハルヒ」ってことだから、このエンディングも含めて涼宮ハルヒの管理下にあるということなのかな。

 今回、キョンと一緒の班になりたかったとハルヒが願ったから、二人だけで、しかもこんな巨大な文字となってここに現れた。そういうことでいいんじゃないかな。


 「次回 涼宮ハルヒの憂鬱 第9話!」「違う!いい加減学習しなさい」というやりとりも、「いい加減てめーら気付けよ」って言われてるように聞こえてしまうなあ。小説読んでた人はもっと早い段階で気づいてるんだろうなあたぶん。てかもしかして未読組も、もちろんそういうネタバラシなサイトも見てない人ってことだけど、そういう人も前回よりも前に気づいてなきゃ遅いものなのかな。わからん。

 ともかく、次回はハルヒISMの9話らしいよ。前編ってことだから、さすがにその次は10話をやるんだろな。ここでまた違うところに飛んだら、それはちょっとやり過ぎかなって思うよ。うん。

*1:既にコミックスも発売されていて、最近出たツガノガク版、黒歴史化したみずのまこと版、共にこの事件が載ってるのに禁則事項も無いとは思うが、単にちょっと言ってみたかっただけ。