4話


 ああしまった。時間的にはこっちを先に書くはずだったのにな。まあいいか。

 前回は、みくるが「お嫁に行けなくなったら貰ってください」というセリフを残して去ってしまったのに、なんでこう何事もなかったかのように部室(本当は文芸部の部室なんだが)に居て、そして落ち込む原因の一つとなったコスプレをしているというのだ。しかも、さもそれが普通のことであるかのように。

 まだ画面奥に次の候補なのか、既に経験済みなのかメイド服らしきものも置いてあるし。吹っ切れたのか?それとも諦めてしまったのか…。この部に居る以上、そういう役回りが回ってくることは確実であり、それが嫌なら辞めるしかない。あのハルヒがそう簡単に手放すとは思えないが。

 さて、今回は野球をやるらしい。って野球ボードゲームかよ!一応本当にやるらしいが。


 しかしなんだねえ、みくる、こんなのが居たらハルヒのように抱き寄せて頭なでて耳をはみたくなる気持ちは分かるが、なんとまあこのえろてぃっくなことときたら…。

 みくるもみくるで、最初は怖がって、仔猫みたいにぷるぷる震えてるだけだったのが、耳はみも後半に差し掛かった頃となるとちょっと気持ちよくなってんじゃないかこいつ。なんか気絶してる様にも見えるが、そんなに良かったのか?ハルヒってテクニシャン…。まあ男がこれやったらセクハラ裁判だけどな。


 ハルヒがみくるをそうそう手放すことはないだろうってことの理由の一つとして、こういう交渉事の時に話を有利に展開できるからだろう。それはパソコン強奪の件で実証済み。ハルヒの言葉を借りれば「萌え要素満載」って感じだろうか。そんな言葉使ったのかどうか知らんけど。

 みくるも断ることを知らないから…ま、仮に断ったとしても、キョンの場合がそうであるように、ハルヒは「都合の悪いことは耳に入らない」という便利な耳を持っているため、言うだけ無駄である。

 だいたいこういう行き当たりばったりな人ってのは、「野球をやるぞ!」なんてことを言い出したとしてもルールを知らなかったり、とんでもなく下手くそだったりするのが定番だとは思うんだけど、そんな普通な事をハルヒが認めるわけがない。運動神経抜群で、もしかしたら運動系クラブの連中よりもそれぞれのスポーツで能力は上かもしれない。ま、個人の才能だけが飛び抜けていてもそれだけでは勝てないスポーツもあるんだから、そこらへんはハルヒには向いてないけどね。


 なんか意外にも長門有希が、ボールを受けるのがうまかったのに驚いてみたりしたんだけど、そういやこいつロボットなんだから、弾道計算はお手の物で、今打たれたボールが自分の体に当たる位置に来るかどうかを一瞬で計算し、来る場合にだけグローブを動かしてるだけなんだ。

 もちろん実際の野球では、捕らなければならないのは自分の守備範囲内ってことだから、こんなことをしていたんじゃ点を取られまくりなんだけども…。


 そういえばキョンとみくるが仲良くするとハルヒの機嫌が悪くなって閉鎖空間が…みたいな話があるみたいなんだけど、なんでなんだろ。別にハルヒキョンに特別な感情を抱いてるわけではないだろうに。今んとこアニメではそれに関して語られてはなかったよね?小説読めば分かるのかな。でも小説はちょっときついっスよ?


 一話の自主制作映画を見たときから思ってたんだけど、なんかこの鶴屋って人を見るとどうもAIRが思い浮かぶ。そりゃまあ作ってるのが両方とも京都アニメーションだし、雰囲気が似てるのは当然かもしれんが、単に京アニつながりってだけじゃ…。

 と思ってAIRのキャラ表を見てみたら、これはたぶん裏葉だわ。や、別にそれが悪いって言ってるんじゃなくて。なんかちょっと懐かしくなっただけの話。


 てな感じでプレイボール。

 ハルヒはまあ運動能力高いし、向こうも最初は様子見ってことで本気でやってなかっただろうし余裕の二塁打。まあそれはどうでもいい。

 二番手のみくるが…もうなんていうのかね、お約束過ぎて。手が逆!さらに短く持ちすぎて、振った瞬間お腹にヒットぉ〜!ってとこまでやってくれるかと思ったが、ただびびってるだけで全く手が出なかったようだ。それはそれでみくるらしいか。

 ほんでキョン!何が「乱闘パーティー」か。どうもこう微妙な間違え方をするのが流行ってるのか…。どう見ても乱交パーティーです。ほ


 みくるのお約束その2。グローブのはめ方が…ってそれお前、左用のグローブを右手にはめてどうする!そしてそこから手を出すんじゃない!

 ハルヒはともかくとして、キョンはこうなることぐらい予想できただろうし、始める前に教えてあげればよかったのにね。ま、教えてしまってはこのネタが使えなくなってしまうんだけど。


 当然のことではあるけれどもこんな素人を寄せ集めただけのチームが、百戦錬磨(そこまで大げさではないかもしれんが)のチームに勝てるわけもなく、ハルヒが出してきたのがチアガールで相手の気をそらす作戦。

 もちろんみくるも強制参加させられるんだけど、「ポニーの方がいいかしら?」と言っておきながら何故かやめてしまう。キョンがみくるの姿に見とれているのがハルヒは気にくわなかったらしい。うーん。やっぱり謎である。

 そいやOPでみくるが踊ってるシーンってのはこの部分なわけね。あっこではみくるが一人でやってるように見えたが。


 それにしてもこのハルヒの「ふしぎなおどり」は一体なんなのか。そっか。ドラクエで使われている、敵のMPを減らす「ふしぎなおどり」ってのはこんな感じだったのな。途中に何度も出てくる明らかなバントのポーズはハルヒのアレンジってことになるのかもな。誰が見てもバレるっての。

 そいや事前にサインを決めていないのに、勝手にブロックサインを出すってのは、苺ましまろで美羽がやってたなあ。そしてハルヒのみくるに対する振る舞いも伸恵に通ずるところが…っていくらなんでも考え過ぎか。今月は久々に電撃大王苺ましまろが掲載されたんよ。面白かった。特に美羽が。


 試合に負けてることもそうなんだろうけど、ことある事にみくるをかばうキョンが気に入らないらしく、またもやハルヒの不機嫌メーターがぐんと上がったところでとうとう警戒ラインを超えてしまったらしい。

 みくると長門有希はともかくとして、一樹はその異常をどうやって感知したのだろう。超能力ってどんな能力を持ってるかわかんないからなんともいえないけど、そういうのを察知する事もできるのだろうか?なんかどっかからメールがきていたようだが…本人には特にそんな能力は無いのかな。


 ハルヒの機嫌一つで世界が終わってしまうなんて、なんとも迷惑きわまりない話だが、ともかくどうしても勝たなくてはならないと言うことで奥の手を出す。「これ、属性情報をブースト変更」と長門有希が言っているように聞こえるんだが、意味がよく分からない。ホーミングモードになってるから、バットが勝手にボールを打ってくれるよ、ってことみたいだが。そいや似たようなのをスクルドが作ってたな。あれは機械だけど。

 とりあえず逆転はしたからこれぐらいにしておこうというわけで今度は守備。こっちでも奥の手を使う。なんとキャッチャーを長門有希に変更ときたもんだ。

 さっきの呪文とやらを使って魔球を出すという戦法のようだが、それならば長門有希がピッチャーをやったらいいんじゃないの?と一瞬思ったが、よく考えるとこんな変な球、他に誰が受けられるというのか。ともかく、キャッチャーをしている長門有希の座る姿が妙に可愛いのは何故なんだろう。ちょこんって感じで。


 長門有希って、けっこう体が柔らかいのかもしれんね。さっき呪文を使い始めてホームランを打った後にバットを拾うとき、しゃがまずに腰をぺっこり45度…いやそれの三倍ぐらい曲げただけで拾ってたし、今球を拾うときも同様。まあロボットに柔らかいも何も無さそうな気もするが。


 レストランのシーン、鶴屋さん長門有希に話しかけてるんだけど、これってこの後会話は成立したんだろうか?長門有希って必要がなければ言葉を発しない人のように思えるし。もしかしたら終始鶴屋さんが喋りっぱなしで、成立するとかしないとかはいい、ともかく喋るんだ、みたいな事になってたんかもしれんけど。

 そういえば長門有希ってロボットなのに食事ができるのか?人間と同じように食料からエネルギーを取れるような装置が開発されたのかもしれんが、たぶんかなり吸収効率は悪いと思うんだけどな。無駄を省きたがる性格のようだし、その辺どうなんだろ。


 次回は第三話!ちっっがーーーう!! ということらしいですよ。

 おっとそういえば前回触れるのを忘れたが、次回は7話って言ってたよなあ。

 でもね、一話目の次回予告では「次は一話」って言ってたし、二話目では「次は二話」、そして前回の三話目では「次は七話」、そして今回の四話目で「次は三話」と言っている。

 時系列に直すと、実はハルヒの言ってる話数が合ってるんじゃないの?今回のが七話目だったとしたら、前回放送分の事件があった時からだいぶん経っていることになるから、その間にみくるを立ち直らせた何かが起きていたとしてもおかしくはない。4〜6話までの三回分あるわけだからね。ほら、起承転結でちょうど4話分ぴったり当てはまる。そして今回のでまた日常に戻ったと。そんな感じでどうかな?かなぁ。