3話


 いやーまいったまいった。これの放送日をすっかりと忘れておりましたよ。

 まあそんなわけで、今回は長門有希が普段よりもけっこうよく喋る回でありんす。

 とは言っても、1話でやった自主制作映画の方がよっぽどよく喋ってるんだが。


 キョンにとっては迷惑以外の何物でもないかもしれないが、はたから見てる分には、ドアを開けた瞬間のハルヒの言葉、文字にすると「ん!んひぃ」というのがけっこう可愛かったりする。口の形とかね。

 もともと、こいつもこういう突拍子もない行動が無ければかなりモテそうな容姿をしているのだ。それがこんな訳の分からない性格だからして…どうしたらいいもんやら。


 で、前回やらなかったからそこは飛ばされたのかと思ったら、今回に回されただけだったのね、パソコン強奪。

 その方法自体はマンガと一緒なんだけど、写真を撮るのがキョンじゃなくてハルヒ本人だったり、カメラがデジカメじゃなくて使い捨てカメラだったり、長門有希が着いてきてなかったり、そういう細かい違いはある。これだとキョンの役目はなんなんだと言いたくなるが…。ちなみにピーの部分は「輪姦」。

 しっかしハルヒも人が悪い。それは今に始まったことではないけど。既に調査済みであるにもかかわらず知らないフリをし、初心者だから分からないだろうと踏んだコンピューター研究会会長の最後の望みもあっさりと消し飛ばしてしまう。いやはや味方に付けると頼もしい限りだが、敵に回すともうね、鬼ですよ。

 あーこれキョン配達要員か。ふむ。

 つーかコンピ研の連中よ、2ch見るなら専用ブラウザ使えよな。


 さて、輪姦されてしまって(されてないけど)落ち込むみくるの微妙な発言。「あなたも居るんでしょ?」。でも、別に嬉し恥ずかしなセリフでもなんでもなくて、なんかこう研究対象ってな感じで(たぶん)、観察するなら私も近くに居なければならない、って、そんぐらいの言葉みたい。

 そしてさらに「私のことでしたら、どうぞ『みくるちゃん』とお呼びください」って…自分のことを「ちゃん」付けで言うかね。しかも一応年上なんだぞ?まあ本人がいいって言ってんならいいのかもしれんけどね。


 ホームページ作成ソフトって使ったこと無いからこのソフトが何をモデルにデザインされてるのかわからんけど、こういう感じなんかな、最近の作成ソフトって。なんか以前は作成ソフト使ってページ作ってるのは初心者だ、みたいなイメージあったけど、最近ではむしろ積極的にDreamweaverあたりを使って作ることを推奨されてるみたいね。メンテナンスの面とかで有利なんだとかなんとか。使ったことないからわからん。

 しかしこのページはかなりよくある感じの内容なんだけど、実際の涼宮ハルヒの憂鬱のオフィシャルサイトとは全く似ても似つかぬ「別物」だよなあ。確かこのオフィシャルサイトは作中で作られたページを忠実に再現したページだったような気がしたんだけど。

 もしかしてあれか。もともとはこのような「常識あるページ」だったのが、ハルヒの「こんなページじゃ『普通』すぎてつまんない!」という言葉によってこの後改悪されてしまったということなのか。

 それにしても長門有希はなんつー本を読んでいるのかね。「暗号解読」?いったいどこの暗号を解くというのか。まあちょっとしたデータ暗号化をしようとして、「データ圧縮入門」みたいな本を読んだことあったけど。なんとなく雰囲気は分かったけど、実際のプログラムを作るまでには至らなかったなあ。というか立ち読みだったし。


 それはともかくとして、またまたハルヒの暴走が。みくるにとってはいい迷惑、キョンにしては目のやり場に困る、長門有希は無関心。可愛そうだ…でも可愛い下着を着けてるから目の保養にはなるw

 このバニーの衣装が後の自主制作映画につながるんだなー。あんときはかなり着慣れていた様子だったが、最初はこんなにも嫌がっていたのね。どうやってみくるを言いくるめたんだろう…謎だ。

 「情熱を持て余す」って、「性欲」だろそれ。インスパイヤ?(本来は(ry)

 そいで長門有希もさあ、本を読んでいたいからなんだろうけど、自分が片付けてやろうという気にはならんもんかね。長門有希もそこらへんかなり無関心っぽいから、どうでもいいのかもしれんがなあ。「まだ体温が残ってる」とか言って、まんざらでもない感じだけどな。そりゃ男だったらそうなるだろ。滅多にないことだし。つーかこのシチュエーションはまずあり得ない。うん。

 みくるの微妙な発言第二弾。「私がお嫁に行けなくなったら、貰ってくれますか」。これはさっきとは違って、でもそれほど深い意味もない言葉。初日に近い段階でこんな仕打ちをされてるんだから、これから先もっとひどいことをされる可能性が…というのを感じてるんだろうけど…いやあ、不憫ですなあ。

 そのあまりにもひどい仕打ちに耐えられなかったのか、みくるは次の日学校を休んでしまうんだけど、なんとハルヒは既に新しい衣装を用意しているという。休んで正解だぞ、みくる。

 たしかに長門有希が変な服を着ているところを見てみたい気はあるのだけれど、みくる用に用意してある服を長門有希が着るのはサイズに無理があるだろう。だって長門有希、洗濯板担当だろう?


 まあね、話の内容自体が学校ではできないってのは分かるけれど、なんでわざわざこんなややこしい誘い方をするのか。告白するときにはこんなことをする人も、もしかしたら中にはいるのかもしれないけど、こいつにはまったくそんなつもりはなく、なんていうかその、自分が宇宙人であると言うことを暴露したいだけなのに…。

 ともかく、長門有希は宇宙人だということらしい。いや、ヒューマノイド、つまりロボットみたいなことなんだろうか。

 どういう構造をしているのかはわからんが、ロボットだからできるだけ無駄を省く、つまり「必要なこと以外は喋らない」から「無口」ということになるのか。

 ということは、例の自主制作映画で喋っていた猫「シャミセン」もその類ということなのか?

 周りの奴らは猫が喋ったことについて全然驚いた様子がなかったけど…まあSOS団に入ってる奴らは皆常人ではないんだから、驚かなくても不思議ではないけど、それを見せられた普通の人は驚くだろうなー。「これは腹話術」ってそんなんで騙せるかっての。


 つーわけで、今回はOP/EDともに変化がなかったっぽい。

 特にEDでは何かやってくれるかと思っていたんだけど…残念。

 まあさすがにこんな短期間でコロコロ変えるわけにはいかないか。

 全取っ替えは無理にしても、踊りのシーンを増やすぐらいはして欲しかった。

 前回Ⅰで今回Ⅱだからこれでワンセットで、次の回で何か変えてくるかもしれんねー。という淡い期待を持ちつつ寝る。