2話


 さて。

 ここからが本当の始まりであります。

 マンガも読んだし(小説はまだ)、多少の予備知識が入ったかなって感じで見てみたら、ほとんど内容そのままでびっくり。って、そりゃ当たり前か。


 冒頭のナレーションを聞くと、なんだかこうデジャブのような感覚に陥ってしまい、また前回の様な「トンデモOP」が始まるのかと思いきや、いたって普通で嬉しいような悲しいような。

 しかしなんなんだこの映像は。撮り方はプロの物だが、なぜにこんな変な色をしているのか。

 なんかイメージ的にはこうオープンリールでカラカラって感じで…。いや、映像関係は全く知らないから、あくまでもイメージだけなんだけど。でも画質自体は別に悪くないのな。

 ハルヒが出てきた途端、色褪せていたのが一気に普通の色合いに戻るし。ハルヒ超監督だけに、自分の出番まではどうでもいいってことか。


 そういえば全然関係ないんだけど、けっこう最近まで「いとうのいぢ」のことを「いとういのぢ」だと思ってた。他にも「鳴子ハナハル」を「鳴子ハルナル」と思っていたり、「むうんるうらあ」を「むうらんるうあ」と思ってたり…いろいろ。


 でー。本編。

 さりげなさを装ってかなり主張の激しい「まろやかトマト」なる飲み物。この「トマトミルク」*1を想像させるジュースは、一体どんな味がしているのだろうか。普通にトマトジュースか?

 京アニ京都アニメーション)のこだわりなのか、普通なら画面を固定してるはずなのに、キョンの目線を表現して微妙に映像がブレるとか、なんか細かいところに凝ってる。普通にやっても面白くないから、小ネタを仕込んできたのかな。

 涼宮ハルヒの奇人ぶりを現すエピソードである「曜日によって髪型が違う」なんて話はマンガには出てこなかったなあ。ずっと同じ髪型をしていた気がする。小説はまだ読んでないからわからんが。長さの関係でカットされたのか?まあ、別にそれは無かったとしても本編にさして影響を与えるほどでもないが。

 その次の「男子が残っているにも関わらず着替えだす」ってのもない。これも同上だが、うらやましい限りである。

 髪型で曜日が分かるってのは、テレビ欄を見て曜日を知るのと似たようなもんだろうか。テレビ欄が番組を間違えることはまずあり得ない(特別番組や改編期などで、目印の番組が載ってない場合はある)が、髪型に関してはハルヒが自分一人で勝手にやってることであり、間違える事もあるだろう。というかむしろ本人の気まぐれで暗号化パターン(?)を変えてくる可能性の方が高いな。

 もっとも、ここまできて曜日を勘違いしたとしてもさほど問題はない。時間割は既に持ってきているわけだし。教科書やらを全て学校に置いてあるって場合は混乱するが、まあそれもハルヒにしてみりゃ知ったこっちゃない。

 「あたし、あんたとどこかで会ったことがある?ずっと前に」なんてことを突然言い出すハルヒだが、いやいやいやいやいや、気のせいでしょw

 これもデジャビュってやつなのか、それで他の人に対してはあまりにもそっけなかったにも関わらず、こいつにだけは多少の興味を示したというのか。

 「宇宙人でも未来人でも超能力者でもないし」。そらそうだろ。普通に生活している世界で、そんな変わった奴らが居るわけ…ない、、、よね。うん。ないよ。てかこいつ絶対分かってて言ってる…。

 そういえば誰かも書いてたけど、さっきの「まろやかトマト」の時とか今の席替えの後のシーンで本を読んでいる、ロングで茶色のツインテールな髪を持ち、メガネを掛けているおとなしそうな女の子は一体なんなのか。

 そらまあクラスが同じなら何度も映る可能性はあるんだけれども、あまりにもこう何らかの意図を感じずにはいられない。もしかして重要なキャラなのか?

 単に「世の中にはほとんど凡人しか居ないんだよ」みたいなことを言いたかっただけなんだろうけど、なんでか知らないけれども自分に酔いしれたのか長々と喋ってしまったせいでハルヒにヒントを与えてしまい、墓穴を掘ってしまったバカなやつ。ま、ハルヒの事だから、ここで喋ってなくても結局どうにかして同じ事になってしまったんだろうけどね。

 そんなわけで、授業中にも関わらずとんでもない方法でキョンを引き寄せたかと思ったらいきなり部活を作るとか言い出すし。そんでもって「今は授業中だぞ」って言われても、恥ずかしがるどころかもう既に構想に入り、「部室ね。部室…」とブツブツ言ってもう何も聞いてやしない。人はこれほどまで厚顔無恥になれるものなのか。ちょっと羨ましいが。

 ほんでとうとう出たよ、このアニメの中で一番好きなキャラである長門有希が。最初はメガネかけてたんだねー。なんで外すようになったのかねー。…何故だったっけ・・・。

 続いてやってきた(というか拉致られただけだが)のがお色気担当の朝比奈みくるである。いやあ、なんかもうかなり狙いすぎの感もあるが、まあそれはいいとしよう。でもこいつ、こういうことになるっていうのをあらかじめ知ることはできたんじゃないのかね。そこまでの能力は無い?

 「朝比奈みくるちゃんよ!」とか、「黙りなさい」とか、とても上級生に対する扱いとは思えないな。というか、みくるって上級生だったのな。てっきり下級生、がんばっても同級生がせいぜいかと思っていた。そして有希も下級生だと思っていた。そもそもキョン達が一年生であることが頭になかった。一年生だったら、下級生はあり得ないわけだが。

 前回の自主制作映画で、「ケリをつけよう」という手紙(?)に対して「そっか!」とわけのわからん納得をしていたみくるだったから(とはいってもそれはハルヒが言わせてるだけなんだが)、有希をみて「あぁ!そっか…」と言い出しても「こいつまたかよ」ぐらいにしか思わないのかもしれないが、まあこれには何か理由があるんだろう。自分自身でも、ぼんやりとしかわからんのだけど。小説読んだら分かるのか?

 あーはいはい、EDは前回と一緒だよねーと思ってたら、微妙に変わってるーー。

 何が変わっているのかというと、ダンスパートが巨大化しているのである。

 EDの動きが凄すぎる、とか、ダンスの振り付けを書いてるようなサイトがあったりして、そのあまりの評判の良さに気をよくしたからなのか、もとからこういう事になるだろうってのを予想して前もってそういう作りをしていたのかはしらないが、そういうところにとっては嬉しいことなんじゃないかな?たとえば「涼宮ハルヒの憂鬱のEDソングをオリコン1位にするまとめ」みたいなところとか…。

 曲自体もけっこう好きでね、いいとは思うんだけど、でもMステとかでは聞きたくないなあw


 さって。次はなんだろ。二話目にして巨大化したんだから、振り付きの部分がだんだん増えていくとかそんなところなんかな。そして曲の全部分に振りが付き、最後にはその踊ってる姿をアングルを変えて自由に見られるフラッシュが制作されたりして。さすがにそれはないか。

 まあでも全部に振りを付けるところあたりまではしてほしいな。んでライブで中の人がそれを踊るんだろう。いやまあこれは二次元だからいいってのもあるんだけども…。

 そんなとこですか。

*1:綾瀬夕映が好むジュースの一つ。普通の人にはかなりまずいと思われる。なぜそんなものが売られているのかは謎。商売が成り立つほど沢山ゆえゆえが買っているとでもいうのか