8話

 さて、今回のかしましは普段ほとんど目立つことはないけれど、なんだか全てを悟っているような役回りのあゆきがメイン。

 結局あゆきもはずむの事が好きだったみたいなんだけど…。


 そういえばこの宇宙人はやたらと地球人の恋愛について調べたがっているようだけれど、そもそもそうなった理由ってのは話してなかったんじゃなかろうか。

 コミックスでは一巻でその理由ってのが語られているわけで。

 簡単に言うと、宇宙人は地球人に比べて文明が高度に成長しているため、全ての生命を一瞬で消し去ってしまえるだけの力を持っており、その力を発動させてしまわないように感情を捨てた。しかし感情を捨てたことで争いは無くなったが、人同士の結びつきも無くなってしまい、その結果生殖能力は衰え、滅亡の危機に瀕していると。

 そんなわけで地球にやってきて、恋愛とはなんぞや?ということを調査しにきたってわけなんですわ、この宇宙人様は。それにしてはちと…かなり特殊なケースを研究することになっちまったようだが、その辺は全然気にしていないようである。それどころか格好の研究材料と思ってるんじゃなかろうか。

 まあ端から見れば、単なる覗き魔にしか見えないわけだが。


 なんかいきなりあゆきがラブレター貰ってるシーンが始まってるが、やっぱこいつはモテるんかな。ま、見た感じ物静かで、それでいて知的な感じもするし、それに内向的って風でもないから、そりゃ言い寄ってくる奴が居てもおかしくはないか。まあ実際はかなり閉じた性格してそうなんだけど…。

 んでそのシーンをはずむに見られても動揺することもなく。だってこいつ、好きな人が居るとか言ってたけど、それ、はずむの事だろう。本人に聞かれても全く動じる様子がないっていうのは…。

 やはりそれは「舞台に上がるつもりはない」という言葉に行き着くんだろうか。本人はおろか、周りの人物の誰にも知られなくていい。もちろん告白なんてする訳もないし、ただ眺めているだけ。だから別に動揺する必要もないってことなのか。

 それはそれで寂しい気はするけどなー。

 どうでもいいキャラその2。並子先生。まー、アクセントとして、いなけりゃそれはそれで寂しいのかもしれんが。でも足がないとか、門をスリ抜けてんのにも拘わらず「幽霊の宇宙先生もステキ」なんて言葉を発してしまうのは凄いというか単なるバカというか…。


 で、肝試し開始。くじ引きの結果は、なんつーか・・まあこういう組み合わせしかないか。やす菜とのペアでも面白かったかもしれんが、ここはまあこれがベストなんだろう。

 なんつっても、はずむに後ろから抱きしめられて(怖かっただけなんだけど)「意識しないでこんなことしてくれちゃって」のセリフの後に振り返ったとまりの表情が非常に可愛い。可愛すぎる。別にツンデレってわけでもないんだけど、普段がこう、なんていうか元気のいいキャラをやってるもんだから、たまにこういう表情をされるとぐっとくる、みたいな。

 でも目を瞑っていても真っ暗だと思うんだけどな。

 そういえば。全然関係ないんだけど、あゆきって…ななか6/17に出てくる大人バージョンの霧里七華に見えて仕方がない。声は全然違うけどね。

 さて。

 はずむのやつ、両手に花状態じゃねえか。懐かし…いや、なんでもない。

 とまりも自分からふっといて、いざやす菜が腕を組みにかかるとむっとするなんて、ういやつじゃのう。

 これも関係ないが、この屋上のシーンもAIRで見たことがあるような…ほんと関係ない話だな…。


 つーわけでエンディング。ここでサプライズが。

 この曲、好きだから今までに何度となく聴いていたからすぐに分かったんだけど、歌ってる人が違う!

 それが誰なのかはすぐに想像がついたけど、やっぱりあゆき役の浅野真澄って人だった。

 こういうのって、本編とリンクさせてやるってのけっこうあるみたいなんだけど、キャラの声っていいんだけど歌はなーってのがけっこうある中、この人はなかなか歌がうまい。微妙にタイミングが遅れているように思う部分があるのは気のせいだろうか。

 まあでも最後の「すぐそこ」と言う部分がかなりやさしーく歌われていて好印象。

 なんかこの人が歌ったことに対して賛否両論あるような事を見かけたけど、十分いけてると思う。普通に「歌手が歌ってるのよこれ」と言われても分からないぐらい。そういう部分じゃないのかな?わかんないけど。