ネギま 25話

 前回告白したからか、私がネギ先生を支えないとという強迫観念に近いようなものを抱きながら説得しようとする夕映の「あくまでも」という言葉をヒントに悪魔に頼むことを思いつくネギってそりゃかなり強引な気がするな。

 ここまで追いつめられたようなことはないからよくわからんけど、現実の世界でもこういうことになると宗教やら黒魔術やら、そういうのに頼ってしまう人もけっこういるようで。「困ったときの神頼み」とはよくいったもんで、困ったときだけ頼られてもねえ。あなたの周りにも居るでしょ。普段音沙汰無しなのに困ったときだけ連絡してくるような奴が。どないせっちゅーねん。

 前回の予告で映っていたのはこのシーンだったのな。タカミチがネギを叱ってるような場面。やはりどんなことがあっても悪魔なんかに頼るべきではないということだろう。まがい物の命云々もそうだけど、悪魔が約束を守るかどうかも怪しいもんだし。

 んで、失意の中なにか方法がないかと歩いていると向こうからハカセと超が。まさか…と思ったらやっぱりだ。出たよカシオペアが。マンガとは使われ方が随分違う。アニメではその存在価値がかなり重い。なかったらここで話終わってしまうぐらいに。どっちにしても来週で終わりだけど。ま、アニメは終わりでもアニメ中の時間は進んでいくわけで、でもカシオペアがないとその時間も止まってしまいそうな…なに言ってんのかわからなくなってきた。

 しかしなんだね、人体実験てことはまだ一度も稼働させたことがないみたいなんだけど、これまで全く何のテストもせずにこれを完成させたってことなんだろうか。全てのパーツを組み合わせてテストするのは初めてだったとしても、個別のテストすらしていないというのはぶっつけ本番にもほどがある。マンガでは一度だけ試したことがあったようだけど、ここではそれもなし。誰の魔力を使ったのかってのはわからないけど…。

 つーわけでナギが出てきたねえ。マンガでも、アスナの夢の中でだけれどアスナとナギが一緒に居るシーンがあった。原作がどういうルートを辿るのかはわからないけど、もしかしたらこういう部分も語られるかも知れない。でも、ってことはマンガでもアスナは先が短いってことなのか?なーんかネギまのイメージに合わないような気がするんだけど、どうなんだろねえ。

 んでタイムスリップしたのはいいとして、どうしてドイツに飛んでしまったんだろう。まあ某ネコ型ロボットの持つタイムマシーンも時間と共に場所も移動できたと思うけど、あれと似たようなものなのかな。

 アスナがどうして魔法キャンセル能力を持つのかがここで分かった。悪魔と契約したことによる力だったのね。ここらへんもマンガでもそのまま使えてしまうような設定な気がする。てことはマンガでもこういう重い展開になるってことか?うーん…。

 で、そのマジックキャンセルなんだけど、それって本人だけに発生する物じゃないのか。なんで近くに居ただけでその影響を受けてしまうんだろう。てか一応シールドのような物が発生しているが、キャンセルされるならそれすらも出ないような気がする。

 それで敵の攻撃を受け、なんとか敵を遠ざけようとナギが空に浮かんでどっか行ってしまった。どこへいったんだろう。9年間も居なくなっている(というか現在進行形だが)ということは、地球上のどこかってことはないだろう。恐らく時間跳躍ってことはないだろうから、別の次元ってことなんかな。よくわからん。それはそれですぐに帰ってこられそうな気もするが、だとしたら連れて行ったヤツも簡単に出てこられるだろうからそんな簡単な事ではないということか。

 あ、そういえばネギの持ってる杖、マンガではナギから直接貰った(でもあれは実体だったのか?)が、アニメではこの時に落ちてきたのをネギが受け継ぐという形になるんだろう。

 杖って精神を集中させやすくするだけで特別何か意味があるわけではない物だったような。それにネギはともかくナギぐらいになれば、そんなものが無くても容易に魔法が使えるだろうから持ってる必要はないんじゃないのか。

 ところで、四葉が喋ったのは初めてだったか。なんか作者が以前、吹き出しの枠が無くて喋る四葉はアニメではどんなしゃべり方をするのか楽しみだ、みたいなことを書いていたように思うんだけど、これまで出番が無かった上に、かなり普通に喋ってたな。まさかアニメでも文字だけでしゃべらすってのはあまりにもね…。

 つーわけでいよいよ次回が最終回。結局最終回でネギとラブラブになる意外な人物ってのは誰なんだろう。なんかこのままだと全然意外でも何でもないアスナで終わってしまいそうなんだけど…。もしかしてそんなこと書いたのもう忘れてたりして…。