ネギま 22話

 前回、このネギまアニメに関して書いてある所を見ていたら、次回はオリジナルな話だというような事が書かれてあったところもあったけど、基本的にはマンガにもあった話で、でもけっこうアレンジというか変わってる部分も多かった。

 ちょっと今回はアスナの鈴が妙に強調されていた。あれが魔法を無効化するためのアイテムなんだろうか?なのに前回、アスナはちゃんと鈴を着けていたのにもかかわらず、水妖陣が予定通りの効力を発揮したのかは謎だ。

 で、いきなり修学旅行の写真を見ているシーンになるんだけど、なんなんだこのアスナの顔は…。狙ってこんな顔にしたってことはないだろう。こういう表情をするにしても、もうちょっとなんかやりようがあるだろうに。こうなってくると、ここが止め画なのも時間稼ぎの為なのかと思えてしまう。

 しかも修学旅行の話では一切触れられることがなかったあの橋でのバトルを思わせる、橋の前での写真。このかと刹那はマンガであったような服装をしているし、その他の人たちもたぶんこんな感じだったはず。それに百鬼夜行もちゃっかり写り込んでいる。でも、平然と「スクープだよ」と言っているのはいいが、ここに百鬼夜行が写っているのに全く何の必然性もない。ただ単にマンガの内容に合わせてるだけ、というのはいかがなものか。

 さらに、何故か修学旅行でのネギの唇争奪戦でのワンシーンである正座の場面の写真まである。これもマンガに合わせてのものだろうが、えらく中途半端だ。やるんならちゃんとやってほしい。やらないならきっちり切れよ。

 学園長先生の話。「石化していた者たちも全員元通りになったそうじゃ」って、あのとき、敵を追い返した時点で既に石化は解けていたような…。というか一緒に帰ってきたんだから、解けてることぐらいわかってそうなもんだが?

 それにしても…魔法のことは他の人たちには内緒にしなければならなかったのでは?なのになんでこんなところで堂々と魔法がどうとかいう話が出来るのか。すぐ側に人が居る可能性はもちろん、けっこう遠くまで声が通ってしまう事も考えられるだろうに…。不用心にも程がある。世界樹の話で、人避けの魔法みたいなのを使っていたが、今ここでそれを使っているとは到底考えられないし。

 話は変わって教室でののどかと夕映の話。のどかにお守りを買わなかったのかと詰め寄る夕映が妙に可愛い。ネギに対するお守りってことだろうけど、夕映自身もネギの事が気になっているようだから、他人事ではない。つーかまずは夕映、お前が買いなさい。

 そういえば、ネギは葱が嫌いだったんだろうか。エヴァは葱が嫌いだったけど、ネギもなのか?というか自分の名前にネギなんて入ってるのに葱が嫌いなんて…。まあネギは日本人じゃないんだし、葱とネギは全く何の関係も無いんだけど。

 今回、一番変わったのはこの部分かも。「まずは足を舐めろ。話はそれからだ」なんて言っていたエヴァがあっさりとネギに魔法のことを教えている。あの茶々丸との戦いは?まき絵のからみは?全部カットか。ここはネギの強い意志を見られる話なのに、それを飛ばしてしまうとはなあ。

 幽霊の時の話もそうだったが、どうもアニメ版は情緒的な話が多いような気がする。アスナと高畑の場面だってそう。なんかこう、赤松マンガらしくないよなーって感じで。ここまで引っ張るような話じゃないと思う。うん。

 というかねえ、今回のこの話は必要だったのか?これ潰して修学旅行編の分に充てた方が良かったような。まあ修学旅行でのことがきっかけで、刹那とこのかが仲良くなったというのがわかったのはいいと思うけれど、でもそれもちょっとだけしか出番なかったし。

 まあもうそろそろ終わってしまうけど、結局なんだったのか分からないまま終わってしまいそうだ。マンガを読んでいて重要と思われる所を省いてどうでもいいようなのを入れて水増しし、内容が薄くなってしまっているように思う。単にドタバタしただけで終わったなー、と、たぶん最終回を見たときにはそんなことを考えてるんじゃないかな。

 別にマンガの方はまだまだ続きそうだし、いいんだけどね。