ネギま 20話

 マンガとちょくちょく変わってる部分あり。カットされてたり順番が入れ替わっていたり。

 清水寺に着いたときの、「京都ぉー」「これが噂の飛び降りるアレ」「誰か飛び降りれっ」「おやめなさい」「(テンションたけーなーこいつら)」の部分、「飛び降りれ」の言葉が変更されていて、千雨のセリフ(思ってるだけだけど)はカット。この流れが好きだったから、このコンボのままやってほしかった。残念。

 既に京都へ来ているということは、新幹線のシーンは丸ごとカット。当然後に出てくる千草と会ったときの「さっきの…てゆーか新幹線の」というセリフもカット。そりゃ会ってないんだから。

 また、ストーリーとどういう関わってくるかはまだわからないが、幽霊が付いてきている。自縛霊だったから学校からあまり離れられなかったはずだが、前回の事でそれが解けたということだろうか。だったら成仏してもよさそうなもんだが…。

 それにしても刹那はこのかに対して必要以上に冷たすぎやしないだろうか。まあ刹那も別にこのかのことが嫌いなわけじゃなくて、このかを守れさえすれば良くて、それには一緒に居る必要すらない、ましてや仲良くするなんてもってのほか、なんて風に考えているようだけれど…。このかかわいそう。

 親書も持っていなくて、困ったときはここを頼れ、と、このかの実家へ行くように学園長から手紙を渡されている。結局このかの実家へ行くことに変わりはないが、ずいぶんと設定が変わってるもんだ。

 ところで、恋占いの石ってのはそのままあったが、そこで使われた「雪広あやか流・恋の心眼術」というのはここ以外のどこで使うというのか。これだけのために会得したというわけではなさそうだけど…。

 ここで、新幹線で出てくるはずだった蛙が出てきて、式神に手紙を奪われてしまうんだけど、それを盗られてしまってもそんな問題にはならないような。学園長がこのかの実家へ、あらかじめ電話しておけば済む話じゃないのか。うーん。

 まあ盗っていった式神を、何故かそこでスタンバイしていた刹那が斬ってくれる。タイミングのいい話だ。しかし、新幹線とは違ってこんな広い場所では刹那の抜刀術の凄さというのがイマイチ伝わらないんじゃなかろうか。新幹線の車内のような、あんな狭い場所でどうやってあんなに長い刀を抜いて斬って納めるという一連の動作が出来るのか、という驚きが全くない。

 しかし刹那が式神を飛ばした犯人であるならば、わざわざ紙を切る必要はないだろう。そのまま回収すればいいだけだと思うから、そのことを根拠に刹那が犯人と決めるのはどうなのか。まあその後、知ってるはずがない人が知っていたり、言動が怪しくはあったけれど…。

 一方、まださっきの石の所にいた夕映。触れようとしたときに声を掛けられてしまうが、一体誰に対してなんだろう…。まだネギに対してはそんな感情を抱いていないはずだし…。いや、でも、マンガの方で例のバトルのとき、ネギに対して好意らしき物を抱いていると言っていることから、この時点で既にそんな気持ちがあったのかもしれない。こういう控えめなところがいいよね。

 で、この部分も変更あり。刹那が敵なんじゃないか?と疑っている時点で既にアーティファクトの出し方を教えている。マンガでは、もっと後の方だ。というか、この後あのバトルがあって、のどかと仮契約を済ませてからようやく説明をしていた。で、その話をたまたまのどかが聞いていて…ということだったんだけど、すでにアニメではこのバトルは終わっているし、でものどかは仮契約を済ませていない。一体どうなるんだろう?

 しかしこんなところに抹茶コーラが売っているとは…。京都の名物なのか?そんなわけはないが。売れないと思うんだけどなあ。あ、まあ、今実際に売り出したら、味はともかく、一種のコレクションとして買う人は居るだろう。そしてそのあとカモが飲んでいるのはその抹茶コーラのようだ。うまいのか?

 ここでもテレビ局の規制の影響か、刹那が風呂に入ってくるシーンが変更。マンガとは違って結界のための札を貼りに来ただけだ。でもネギの「アレ」を握って「答えねばひねり潰すぞ?」はある。えらい中途半端な…。でもなんで、刹那に桶を投げつけられて「やべえよ」と言いながら岩から体を出すんだろう?ここまで身を乗り出していたら、この時点で既に刹那には相手が誰であるかが分かってしまうような気がする。

 そんなわけで、このかを奪われ、電車に乗って追いかけるわけなんだけれども、この駅、嵯峨嵐山駅だと思うんだけど、手前の電車で、駅に向かって左に行ってしまうと京都とは反対の方向に行ってしまうんだけどなあ…。駅の描写もかなり適当だし。

 さらに、こんな短時間では京都へは着かない。終電間近ということだから対向車待ちもほとんどないだろうけど、それにしても。まあそんな細かいところにいちいちこだわってられんのかもしれんけどw

 ここで出てくるのが月詠なんだけど、マンガではもっともーっとバカっぽく描かれていたような気がする。なんかそこそこまともなように見えてしまうのは気のせいだろうか。等身もちと高めのような。

 「おしりぺーんぺん」も、マンガではパンツ丸見えだったが当たり前のようにそこには何も、何もない。こんなの赤松マンガじゃねえ!w

 そして千草を倒すのも、三人のコンボだったはずが刹那の技だけであっけなく決着が付いてしまう。しかも倒れている月詠と千草の2人が、何故か水になって消えてしまう。式神の類という設定なのか?と思ったら、「水を使ったゲート」なるものでテレポートしていただけのようだ。でも、この「水を使った」というのは、「水になって」ということではなく、「そこにある水を利用して」ということのはずなのに、何故、水気がないのにテレポート出来るのか。よくわからない。

 このかを助けたあとも、一瞬で我に返り、さっさと逃げてしまう。「そりゃ私かてこのちゃんと話し・・」という本音が聞けなかったのは残念。

 まだまだ刹那の冷たい接し方は続きそうだが…。いったいいつになったらメロメロになってしまうんだろう。アニメ版ではそれはない、ということなんだろうか?それだとあまりにも、ねえ…。

 さらにこの時点でエヴァの…いや、ここではまだ「誰か」ということだけれども、まあエヴァの出陣要請が出てしまっている。それではあの最後の「一分半持ちこたえられたら」の切羽詰まった状況が表せなくなってしまうような気がするが。そこも何か違う風に変えてくるのかな。もしそのままだったらあまりにも間抜けになってしまう。準備期間が有りすぎる。そこまでいってようやく準備が終わるというのであれば、準備に時間が掛かりすぎだし。

 次回は…6巻の真ん中あたりまでやるつもりだろうか?決着がつくところまで行ってしまうとなると、ちと詰め込みすぎになってしまうと思うし。というか6巻の真ん中でも既に詰め込みすぎのような。ま、いろんなところを端折るんだろうけども。


 んーむ。久しぶりにちと長いな。ま、いっか。たまにはね。