まほらば 20話

 えー、まほらばです。なんだかんだいいながらけっこう話数来てるなー。2クールで終わるんだろうか?

 今回も沙夜子は無口なんだけれども存在感があるというか、おいしい役回りをやっとるです。「じーっ」という効果音を読んでしまうことで、さらに見つめている様子を強調したというか。「ありがとう、お姉ちゃん」というボケも健在。実際、これまでのだけを見ていると精神年齢上は金魚すくいの屋台をやってる人の方が上かも知れない。

 しかし、せっかく気を遣って網(?)をくれたのに、特に金魚すくいをする様子もなく、単にその網が欲しかっただけのようだ。一体何に使おうというのか、と思いきや、後ろで密かに色々使ってる。まあどれも必要のないことばかりだけど。

 その後、白鳥達と合流したときの沙夜子のセリフ、「欲しい?」が妙に積極的な感じというか、いつものボソボソ言ってるだけのとはちょっと違う感じで良かった。この人の考える事はわからんわ。

 しっかしあの自主映画ってのは、マンガで見たときもかなりのダメっぷりだったが、こうして映像となると更に倍どころかえげつないことに…。これ、実際はどれぐらいの長さだったんだろう。30分ぐらいかな?まだこんだけ要約されたものだけだったらまだしも、30分も延々とこのレベルのを見せられたらそらたまったもんじゃない。高校の映像部ってそんなもんなの?よくわからん。

 文芸部。ここはマンガには存在しなかったシーン。それはいいんだけど、このシチュエーションはちとやばいかも…。だって、こんな人が実在したら絶対変態じゃないか。いくら外に出れば人がいるとはいえ、ここでは二人っきり。身の危険を感じないのだろうか。こいつにはそんなことをする度胸は無いから大丈夫だろうけど…。少し後に、この女の子がジョニーの横に座るという暴挙(?)に出る。危険だ。危険すぎる!!!! よりによって隣だなんて…。

 そしてついにきた、包帯女。今回はこれが楽しみで見たんだけど、…出番少ねーーーー! マンガでも少なかったけど、それに輪を掛けて少ない。マンガではもうちょーっと積極的だった気がするけど、すぐ引っ込んじゃった。残念。でも、たったこれだけの出番の為に、わざわざ声の人をあてるんだね。他の役の人を使い回しすればよかったんじゃないかと思ってしまう。

 またオカ研の部長が出てきたわけだけれども、マンガではすっと流された場面が、マンガでの「オカ研部長が人形を回収しに来たとき」の話が挿入されている。だが、黒崎親子のみ。全員が完膚無きまでにボロクソ言われてたんだけど…。他の所でまたやるんだろうか?

 で、後半メインの話に突入。このヒロってのはサクラの妹ですな。スタッフロールにはヒロなる人物は載っていなかったが、姉妹ということだから同じ人が担当しているのかも知れない。口調もけっこう似た感じっぽいしね。サクラが「ふぇー」でヒロが「ひあー」なのです。

 ヒロが事情を説明している間中、沙夜子は暇なのかしてさっきの網を活用しまくりんぐ。今回のストーリー上で大事な話をしているはずなのに、どうしても目が沙夜子の方へ行ってしまう。さすが沙夜子。地味なのに目立つ。

 まあその小夜子が今回のこの事件を救ってくれるわけだが…。すごいねえ、ヴァイオリン弾けるなんて。ピアノを弾ける人はそこそこ居てもヴァイオリンとなると滅多に居ないだろう。でもまあ、次回出てくるとは思うけど、沙夜子の家柄を考えたら弾けるのも別に驚くような事じゃないかも知れない。

 しっかしこの同好会はダメダメだな…。同好会のままにしておくのがいいと思うんだが。クラブにしたってこんな仲良しだけのグループじゃ成り立たんて。

 そして、次回の伏線となるキャラが出てくる。サクラとまひるだ。口調はそのままだけど、メイド服を着ていないと誰だかよくわからんな。相変わらずのドジっ娘のようだけど。まあ服が変わっただけで性格まで変わるのならそんな便利な物はない。

 ここで演奏される曲が、けっこう有名な物だから聞いたことあるんじゃない?って事だったが、冒頭は確かになんだかどこかで聞いたこと有るような感じだったけれど、進むにつれ「全然しらんな…」っていうのが正直な所。「あ、これ知ってる」って曲が流れるかと期待していただけに、ちょっと残念。まあ自分が無知なだけだが。

 サクラの目がものすごいことになってるが、曲が終わった後のセリフ「ヒロちゃん頑張ったね、よかったよかった」って、実際演奏したのは沙夜子と桃乃じゃないか。ヒロは指揮をしただけだろ。…なんて書くと、指揮やってる人に殴られるかもしれんが、でも実際の所、指揮者だけがいても曲は成立しないが、演奏者だけでも曲は出来る…と思ってしまう。まあ大規模なオーケストラになると話は別だろうが。

 それにしても、今回演奏した2人は臨時の助っ人であり、この同好会に来ても会える訳じゃない。元々の同好会のメンバーの腕がどれぐらいかは分からないけれど、かなり感動しているところを見ると大した腕ではないだろう。もしこの演奏を聞いて入りたいと言われたとき、どうするんだろう。ま、どっちにしろすぐにつぶれるだろうけどね。

 最後にまたサクラ。わたあめ喰うの早え…。けっこう食い意地はってるのな。つーかまひるには全然あげなくて全部自分で喰ってしまうのか。いいのか、それで。

 次回、何が始まるんだろう?って感じで終わり。今回に引き続き、沙夜子がまた大活躍だよー。出番もそうだけど、けっこういっぱい喋るはず。意外な事実が発覚!…するとこまで行くんかな。行くよね、たぶん。