これが私の御主人様 4話

 いつだったか、今回の話の代わりにやってるのかなあと書いたことがあったけど、こっちはこれでやってたねえ、みつきの狂言誘拐。

 前回、やはり最後に尋ねてきていたのは安奈だった。始まった途端にいずみにキスするとは。義貴と勘違いしていたようだけれども、これがほんとうに義貴だったらどうなっていただろう。と言うか、マンガでもキスしかけの時はあったけれど、実際にしたことはまだない、はず。本誌は読んでないから分からない。ま、ラブコメじゃないって断言してんだから、そういうことはないんだろう。

 ポチに吹っ飛ばされて階段落ちをしたときに、お約束のようにいずみがそこにいるわけだけれども、凄く暗い。もしかしてジャングル…。一応「はいてない?」という誤解がないようにか、うっすらと何か白っぽいものが見えてるような気もする。パンチラNGじゃないはずだし、誰かの意図だろうか。

 今回も叫びまくるいずみ、そしてそのいずみに殴られる義貴。こういう主人公はみんな回復力が異様に高いのが決まり事のようだけど、普通はシーンが変わるとか、一旦別の人物などを見せてカメラが戻ったら元に戻ってるんだけど、ここでは治っていく様子が見られる。早回しを見ているようでちと気持ち悪いが、こんなの、初めて見た気がする。

 そして狂言誘拐開始。既に捕まってるけど。しかしこのみつきの様子を見ていると、本当に塚待て居るようにしかみえない。これが演技だっていうんだから、末恐ろしいヤツだ。

 通気口を通るときに、最初は確か匍匐前進に近い形だったはずなのに、それが銃で襲われてからは思いっきり立ち上がって走って逃げてるような。途中から幅が広がったのか?変なの。

 ポチの指し示す出口らしきところから出たら、そこは風呂場だった。というのはよくある話だけど、さらによくある話だと、落ちた先は浴槽ってのが定番のような。普通に床に落ちちゃったよ。けっこうな高さがあるだろうから、かなり痛いだろうにねえ。それで無傷だっていうんだから。

 人語を解し、そして二本足で歩くワニってのも凄いけど、人間を丸呑みしちゃうってのもねえ…。や、実際のワニだったらそれもあり得ない話でもないか…。それよりも凄いのは飲み込まれた方の人かも。未消化のままトイレに流され、しかも下水道から出てくるという…。なんかもうメチャクチャですなあ。

 そういえば…。自分たちを「モノ」扱いされたことに怒って放ったセリフ、「私にとってはたった一人の妹なのよ!」の「たった一人の」の部分が無くなっていた。そらまあさらに妹が出てきちゃう訳で、設定ミスだったことは作者自らあっさりと認めてしまってる訳だから、当然ここはそのままになってるはずはないんだけど、ちゃんと直ってんだなあと、当たり前ながらふとそんなことを考えていた。これがストーリーマンガならどえらいことだけど、こういうマンガならなんでもありっすな。

 それにしても安奈達が見ているビデオにはどこまで映っていたのだろう。以前、義貴が隠し撮りしてそれを見ていたときには、重要な部分が何かいろんな物で隠れてしまって残念な映像になってしまっていたけど、この表情からすると、そこらへんもバッチリ撮れていたように思える。でもまあそれを放送するのは無理だろうなあ。

 やはり今回も神様登場。前回まっつーが考えついた話を、椿あすが描いている所、ってことかな。でも、応援しているまっつー代理は可愛くないw

 オチは…セットすか。この部分はアニメオリジナルってことで。まあちょっと無理がある話だけど…。だって、あの立体感や距離感を、これだけの狭いセットだけでどうやって表現するのか。このタイプのマンガにそういう事を言い出したらキリがないだろうけどね。「こんなことを…縛って…」と言いつつ、ちゃっかり写真を撮ってしまうところがなんとも。

 どさくさにまぎれて契約書を取り返し、安奈にサインをさせるのはいいが、「ここに拇印、と」と言っているのに、画面に出てきているのは「倉内」と書かれた普通のハンコ。まさか…安奈の指ってこんな形をしているのか!? 見てみると、確かに安奈はハンコを持っているようだ。ということは、義貴が物事を知らなくて間違えた、ってことになるのかな。なんで常にハンコを持ち歩いているのかは不明だが。

 いずみの最後のセリフ。異常な状況下で結ばれた男女は…結ばれた事は認めるんかい!表情からすると、みつきの言うとおりまんざらではないようだけれども、やっぱりそれはあり得ないんだよねー。