AIR 12話 最終話

 全然違う所を更新したのにチェックに引っかかってしまったっすな。うーむ。

 まあそれはさておきとうとう来ました最終回。

 前回ようやく晴子が母親と認められたってのになんと短いことか。

 突然こんな風に「翼が痛い」なんて言われたら、一体なんの冗談なのか?ぐらいにしか思わないんだろうけど、以前往人がこのことを予言してるかのような発言をしていたから信じたのか。いずれにしても現実でこんな事言われたら、いくら事前に話を聞いていても本当のことだとは思わないだろう。

 せっかくの夏祭りだというのに雨。あまり夏祭りって行った記憶がないからよくわからないけども、まあそら残念やろなあ。しかも、晴子はまだ知らないだろうけれども観鈴はもうすぐ死んでしまうんだし。いや、知ってるけど信じていないだけか。なんでこの大事なときに限って雨が…というのが、ドラマとかでは定番ですな。ここで晴れてて普通に祭に行ったら、拍子抜けしてしまうし。

 で、神社に着いたら当然祭などやってるわけもなく。でも何故か晴子が道に放り投げた恐竜のぬいぐるみが賽銭箱の向こう側に置いてある。確か…病気がどうとか言ってた親子が置いていったはず。そいつが何故かおみくじやらお守りやらが結ばれてて、なんだかここの主のようになっている。その左で構えているフィギュアは一体なんなのか。

 しかしこれは、端から見ると賽銭泥棒でもしているかのように見えてしまうな。てっきりぬいぐるみに手が届く直前に「ドロボー!!」と叫ばれるんじゃないかと期待してしまったが、そんなことはなかった。

 夜。もう体は痛くなくなったから寝ようと観鈴が言い出す。もちろんそんなはずはなくて、そう言わなければ晴子が寝られないと言うことを知っているから。やっぱり痛いけれどもそれに耐えながら絵日記を描く。一体どんなのを描いているのやら。

 そういえば家に帰ってから「ママ」ではなくて「お母さん」になってたな。記憶を取り戻したって事なのか?

 朝起きると観鈴はケロっとしている。今度こそ本当に痛みがなくなったのかと思ったが、やっぱりそんなことはなかったんだろうか。最後の夢を見終わったのに平気そうな観鈴を見てほっとしている晴子だったが…。実際には往人が言っていた通りの道を辿ってしまっている。

 観鈴大阪弁がおかしいのは仕様というか、あえて変な風にしたほうがいいだろうということで。

 で、この観鈴が今日見た夢っていうのは、あの神奈が最後にそらに飛んでいって閉じこめられた中で見続けている夢ってことなのか。それは悲しい。空を飛んでみたいというのは多くの人が願うことだろうけれども、こういうのだったらちょっと勘弁願いたい。

 車いすに乗って海の方へ行く2人。とうとう最期の時が近づいてきた。そんなこととはつゆ知らず、嬉しそうに車いすを押していく晴子。ここだけみると、これから何やら楽しいことが待っているようにしか見えないが…。

 商店の前まで来ると、いつもの様にどろり濃厚を飲みたいと。しかしほんとにこれは他の人も呑んでいるのかな?いくら観鈴が好きでいつも買ってるとはいうものの、それだけで採算が取れるとは思えないんだけども…。この世界の人間は味覚がちょっと変わっているのか?…というわけでもなさそうだ。晴子、思いっきり嫌がってるし。

 そういえば、べつにどろり濃厚でもないんだけど、こないだゼリージュースというのを飲んだ。中身はまさにゼリーで、かなりの勢いで吸い込まないと出てきてくれない。このどろり濃厚はもっと凄いんだろうけれど…。やっぱね、この形のパックにゼリーな物を入れるのは間違いだと思う。ヴィダーインゼリーみたいに、ああいうパックであればいいんだけども。

 ジュースを飲んでいると、突然ちょっと向こうの方で待っててくれと言い出す。一体何を始めるんだろうとはてな顔の晴子だが、それは物語の終わり。

 「わたしのゴール」という言葉を聞いて、ようやく晴子は観鈴が痛いのにそれを我慢していたことに気づく。

 危なげな足取りで、しかし確実に晴子の元へと進んでいき、そしてゴール。とうとう着いてしまった…。

 ここで銀色が流れているが、やはりここでの銀色が一番よかったな。

 そしてワンテンポ置いて…ちょっと空白が長すぎるような気がして、というか、この銀色で満足してしまって、一番盛り上がるはずの「青空」で、逆に醒めてしまった。まあここに期待しすぎていたということもあるけれども…。

 でもやはり、この曲はいい。特に「沢山の思い出がある。他には何も要らないぐらい」という部分が好き。この夏で、観鈴はまさに「一生分の思い出」を作ったんだから。確かに他には何も…でも、やっぱりもっと生きたかっただろうねえ。こういうのって時間じゃなくて濃さなんだなあと、しみじみと思ってしまったわけで。

 観鈴の絵日記の隣に「羽のある女の子のはなし」という本があるけど、これは一体なんなんだろう?内容はたぶん神奈から代々続いてきた、まあ呪いを掛けられた女の子の話ってことなんだろうけど、なんでこんなものがこんなとこにあるのか。書店で売っていたのか?

 「そら」らしき烏に「あんたには翼がある」などと力説しているときに、いきなり晴子が空へ飛び出したようなシーンになったのが、なんか滑稽で…。まあここでオープニングテーマのヴォーカルレスが流れたのはかっこよかったけど。

 そしてそらが空へ飛び立って終わり…ではなかった。なんかこの飛び方がちょっとおかしいようにも思えたけど、よくわからない。

 最後にエピローグらしきもの。

 以前に海岸のシーンで「これ、最後で子供からこっちを見てるシーンがあったような気がする」みたいなことを書いたが、記憶は間違っていなかった。ここで登場する。観鈴&往人の番は終わり、次はこの子達の番が来たと言うことなのだろうか。

 でもどうして烏に変化(?)したはずの往人や、死んだはずの観鈴がここに居るのか。あ、これ、物語が終わった後じゃなくて、前に観鈴&往人の目線から見た時の時間がここにあるってことなのかな。それはそれでペアが二つあることになってしまうような気がするんだけども…。

 さー、終わりだーと思ったら「次回予告」って出て、なんなんだ?って思ったら、次回は総集編だそうで。どういう編集するのかしらんが、そんなのやる必要性あるのかな。まあ次回見てから、ということか…。

 それはそうと、とうとう終わってしまった…。

 これで一つこの日記の存在理由が消えてしまう。

 それにAIRアンテナも期間限定のようだし、そこが消えてしまったら開く人もがくっと減るんだろうなあ…。まあ仕方ないか。