月詠 24話

 今日のネコミミモードは前回の続き。葉月が仲間の元へと帰ると言い出したら城を呼び寄せたという。なんじゃそりゃ。ちょっと無理があるんじゃないのかねえ。実際葉月がドイツへ行ってしまったら、ここから耕平がそこへ移動するのもちょっとなあって感じだからこんなことになったんだとは思うんだけども…。

 オープニング。ふるむーん後は、これまでに出てきた物が一堂に会し、幼稚園児葉月のできあがり。花札もこれは前回の予想通り「ふるふるふるむーん」だろう。ということは、次回のオープニングは最終回限定の物を用意していると言うことか。

 本編が始まると、これまでの回想がしばらく続く。一方の耕平はと言うと、相変わらず恐怖に飲み込まれたまま何も出来ずにいる。ここに映っているのは葉月の姿だが、その言葉を実際しゃべっているのはおばあちゃんなわけで、なんかもう見た目とのギャップが凄いな。

 葉月とアルトとの会話のシーン。アルトのネコミミって、こんな黒くて耳の穴からふぁさーっていう毛が出てるタイプだったっけ?葉月と同じタイプを付けてたように思ったんだけど。

 「葉月は一人になる。でもわたしにはバルガスが居る」と言うんだけど、バルガスは役目としてアルトと一緒にいるだけであって、それがなければ別に一緒に居たいと思わないような気がするんだけど…違うんかな。多少アルトに執着しているようにも見えるけど、アルトに何かあったら自分の立場が悪くなってしまうから、そのことを恐れてのことかもしれない。

 光が城へ行くというので薫も一緒に行きたいと言い出すが、「婚約者なんだから耕平の側に居て」と言うが、この表情からするともうそれは建前だけの話であって、こっちに勝ち目はないよなあと言うことを悟ってるようにも見える。光と成児の場合はどうなのか分からないけど。まあ普通は実現しないよな。

 城とこの地とのつながりが消えてきて、城も消滅しかかってきたため、謎の怪人/淑女がそれを阻止しようと術を掛ける。一応ここでやっと正体を見せたと言うことになってるんだろうけども、ちょっと前から顔はモロ出しだし…。顔を隠していた物が飛んでいくのもちょっと不自然か。特にじっちゃんの包帯が。つなぎ止める術、とは言うものの、何をやっているのかがよく分からない。この辺りの描写がイマイチ。

 後半が始まってもまだ立ち直れない耕平。必死にこの地に留めようとするじっちゃんとエルフリーデ。というかこのシーン、ほとんど動きもないし時間稼ぎにしか見えない。動きがないのにあの声の変化も不自然だ。

 いや、ここだけじゃなくて今回は全体的に動きが少ないか。水晶の周りをぐるぐる回っているようなシーンが多いのも気になる。その絵を出しておいてセリフをあてているし。「感謝してよねー!」という光のセリフの時に口が動いていないように見えるのは気のせいなのか。それにその直後も葉月の肖像がみたいなのがアップになってるし。ちゃんと動画を用意してくれよ…。

 ここへ来て前のひどかった止め絵連発な物を見せられるとは思わなかった。かなり時間が足りないんだろうか。DVDに収録されているものにかなり修正が入っているようだから、そっちに時間を取られてしまって、こっちの方は余裕がなかったとかそういうことなんだろうか。前の…11〜13話ぐらいだっただろうか、あの大不評だった回もDVDではきっちりと仕上げてくれるとは思うんだけども。

 耕平が目覚めたきっかけってのも、原作と比べるとちょっと物足りない気がする。というかそこらへんの描写がほとんどないなあ。

 とうとう葉月の首にペンダントがかけられ、自我を失いかけたところでようやく耕平が来る。まあタイミングが良すぎるんだけども…。でもそのネコミミはないだろう。そしてジェダが突然ヘタレになりすぎ。

 「これは…浄眼?」って、浄眼は目から発せられる力ではなかったのか。思いっきり手から何か出てるんだけど。こういうような力をひっくるめて「浄眼の力」ってことになってんのかな。

 葉月にネコミミをかぶせようとする直前の、葉月に生えたあの羽は一体何の意味があるんだ?出てくる理由がまったくわからん。

 そして耕平の血を吸って、よく分からない力を葉月が使って終了。

 ・・・浄眼関係ないやん。

 これだったらわざわざ浄眼の封を解かずとも、普通に耕平の血を吸えば勝てたんじゃないのか。よくわからん。

 最後の「だみだこりゃー」もちょっとどうかと。タライもな、さすがにやりすぎただろうと。シリアスなシーンでもばんばん降ってくるんだもんな。しかもそれに対してリアクションを取ってなかったり。空から降る一億のタライかよ!

 まあそんなわけで次回がとうとう最終回ですよ奥さん。まー、あれだ、今回で話は終わってるんだから、次回はおまけみたいなもんだろうけどね。

 ともかく、今回のような手抜きにしか見えない物にはしてほしくない。

 最後の一枚絵は「いづなよしつね」という人。知らない人だけど、この絵はええなっ