月詠 23話

 ここへきてモチベーションが…やばいな。ちょっと遅れてしまったけどとりあえず。

 御堂本家を裕美は訪れるが、とても人が住んでいたとは思えないような状態になっている。こんなシーンも原作にはない。というか、修行編になってから裕美は一度も出てきていないような気がする。

 OP。相変わらず卵に変化はない。もし変化があるとしたら、次回耕平が新しく生まれ変わるという意味で、次回のOPかもしれない。なんか変化が無いまま終わっちゃいそうな気もするけど。ふるむーん後は、これは上履き入れだろうか。

 花札がなんなのか分からなかったから月詠 OP比較 まとめ Prat2: 師匠の不定期日記カンニングしたら「シェリフ」なんじゃないかという話で。保安官って意味のようですねえ。次回はもしかして「ふるふるふるむーん」だったりして。だったら終わってしまうなあ…。

 入ってきた裕美に手を出させまいと自殺をほのめかして取引に出た光だったが、「こういうの面倒くさいから手伝ってあげる」と、逆にまずい立場に。いろいろ段取りってもんがあるというのにアルトはそういうことを全然考えてないようだ。明らかに本気で死ぬつもりはないのが分かっている状況でこういう取引っていうのは意味があるんだろうか?

 浄眼というのは見えない物を見る力。耕平が見ておびえているのは葉月が持つ「しゅくえん」だという。聞き慣れない言葉だ。調べてみると、祝宴、宿縁、宿怨の三つが出てきた。祝宴でないことは分かるが、あとの二つのどちらの意味なのか。宿縁は前世からの因縁。宿怨は長年抱いてきた恨み。字面からして宿怨がぴったりくるかも。しかしこの言葉を一瞬で理解した葉月ってば凄いのかも。

 「わたし、そんな宿怨なんて、知らないよ?」と弱々しい声で師匠に言い残して去っていく葉月だけれども、なんとも葉月らしからん。ここだけじゃなくて最近の葉月はかなり素直になってしまってちょっとおもしろみに欠ける所がある。

 今の耕平が葉月を見たときにどういう風に見えているのかというのはもうちょっと後で出てくるけど、原作ではそれは「葉月の背負った業のイメージ」なんだそうだ。師匠はもちろん、薫や光達は過去の経験や知識を以て実像からのズレを修正できるんだけども、最近それが出来るようになったばかりの耕平の目には「ただ恐ろしい物」に映ってしまって対処できなかったということらしい。簡単に言うと、葉月が葉月に見えてなかったというわけで。

 そんな耕平の姿を見ていた成児の様子がおかしい。おかしいのは今に始まったことではないが、ジェダが持っていた珠を成児も持っている。操られているの全開だ。その成児が葉月の前に現れ、お前が居るからこんな事になるんだ。だから仲間の元へ帰ってくれという。

 一応じっちゃんが入院して、葉月が着ぐるみを着てかけずり回った回で葉月の事を認めているものの、やはり心の奥底では多少なりとも「葉月はヴァンパイアだから」という気持ちが残っているはず。その気持ちが操られたことで増幅し、成児にこんな発言をさせているんだろう。

 こんなシリアスムードたっぷりなシーンにもかかわらず、やっぱりタライは降ってくるし、師匠が持っている札にも「たらい」と書かれてある。なるほど。この札を発動させるとタライが降るのか。便利だなあ。

 原作だと、まあ展開が違うけれどもこの成児が操られているということに師匠はすぐに気づいたが、アニメでは全然気づかない。この人、けっこう凄い能力者のはずなんだからそれぐらい気づいてもおかしくないのになあ。

 それで敵の襲撃を受け、葉月は耕平の血を吸いに走るが、そんなすぐに克服できる物ではなく、耕平には葉月が恐ろしい以外の何者にも見えない。ここで耕平には一体どの様に見えているのかが分かるけれど、確かにこれは怖い。しかも耕平には普通の姿の葉月は一切見えていないだろうし、声も聞こえていないはず。訳の分からない化け物だけがそこにあったら、そりゃー恐怖に飲み込まれてしまっても仕方がない。

 もうどうにもならないと感じた葉月は、仲間の元へ帰ることを決心する。そこで別れの言葉。葉月のせっかくの言葉、「だいすきだよ、耕平」っていうのも、今の耕平には全然聞こえてないんだろうなあ。もったいない。もしかしたら最終話でハイジが耕平に「こんな事を言っておったぞ」と茶化し気味に葉月の前で話すかもしれないけど、葉月は絶対に認めんだろうな。「わたしがそんなこと言う訳が無いじゃない。シモベなんだから」とか言って。

 で、ジェダの元へ来て、帰っちゃうよーってところで次回へ続く。

 このまま行っちゃうんだろうか。原作だとここで日を改めて光と交換して、行こうとするときに耕平が現れる流れなんだけど。予告を見ると葉月は一度帰っちゃうみたいだしなあ。

 エンディング。もうどっから見ても当人にしか見えないにもかかわらず、まだ謎の怪人/淑女のまま。もうええんちゃうの。

 今回の一枚絵はTYPE-MOON。確か、以前原作者がどこかで月詠月姫のタイトル名の事で何か書いていたのを見た気がするんだけど、それを見てたからこれが出てきてちょっと面白かったり。

 そういえば久々に公式ページ掲示板を見てみたら、TV版とDVD版の、3話の比較ページが載っていた。色々変わってるところがあるんだなあと思って見ていたんだけど、ただDVDを見ただけじゃあ違いなんてわからんような気がする。風呂シーンはもうちょっとサービスが欲しかったかな。