月詠 12話

 はい、前回書けなかった次回予告部分の文字。「油断しないでね。キンケルはデイ・ウオーカー」。まあ普通にそのまま書いてる所もあったけど…。

 さて今回のネコミミモードは…うーん。なんていうか、イマイチだった。この後に続く話に合わせてテンションを抑えているのかどうか分からないけど、どうもこう浮き沈みが激しい気がする。

 それはそうと、これまで「OP前」と書いていた物にはちゃんと名前が付いていたのね。アヴァン・タイトル。avant-titleかと思いきや、それではフランス語-英語の混じった物になってしまうため、avant-titreと両方フランス語に合わせた表記がいいんじゃないかという話もある。

 そしてそのアヴァンタイトルからいきなり暗い雰囲気。じっちゃんの病状は思いの外重症らしい。今度は仮病などではなくほんとに…だと思うんだけどもしかしたらやはりあの看護婦に会いたいという気持ちも少なからずありそうな感じだ。原作では耕平の治療などせずにその時点からもう入院してたし。あんな術を掛けてるんだからそんなに重症だとは思えないんだけど…。

 しっかし確かに実害はないとはいえ(金銭的以外はね)秘伝の妙薬と術の併用で催眠術が使えてしまうとは便利だ。もっともヴァンパイアの使う邪眼みたく便利な物ではないらしいが。
うにゃーん
 オープニング。今回はふるむーんと花札のみ。ふるむーんはクレヨン。うーん。小学校でも使ったっけか。どうも幼稚園というイメージがあるんだが。ひらがなだし。どんどん退化していくのか?まあ何故水色だけ異様に減っているのかは謎。その次が緑で黄緑もすこーしだけ減ってる気がする。茶色は判断が難しい。角度的にそう見えるだけかも。つーかネコミミ描くならピンクと白が減ってなきゃおかしい。

 そして花札はルーズソックス。そうきたか…。てっきりルービックキューブからブルマにつながるのかと思っていた。でもブルマは前回本編に出てきたしなあ。右側の「うにゃーん」って顔した葉月が可愛いんだかどうなんだかよくわからん…。

 病室でマンガを読んでいるじっちゃんの元へ裕美がやってくる。最初誰なんだろうと思ったけど、キンケルに操られた裕美なんだろう。

 このじっちゃんが読んでるマンガってのが、まあ当然月詠なわけだけど、内容がちと古い。既に単行本になってるヤツだね。そりゃそうか。さすがに今月24に発売される月詠 (9) (Gum comics)に収録されるとはいえまだコミックス出てない物から引っ張り出してくるわけにはいかないか。

 このシーンも少し違ってたなあ。まあアニメではほとんど表現されていないけど、病室に裕美が来たのは一緒。だけどすぐに裕美でない事には気づいてベッドから跳ね上がったものの痛めたあばらに激痛が走り、その隙に援護に駆けつけていた編集長がスタンガンを使い気絶させたという流れだった。長くなるから端折ったのかな。それにしてもネコミミスタンガン。売れないか?これ。まあスタンガンを必要とする人は欲しがらないとは思うけどw

 家に帰ると客人が来てるとのこと。んー、確かに式神を一般の人に見られたらまずいような気もするけど、やっぱまずいのかな。そりゃ実際に見たらびっくりするけど…。

 しっかしなんだろね、タライが落ちたら日も落ちるのかな。急に懐中電灯なんて持ち出して…。いやいや普通の電灯があるでしょ。つーことでまあこれは演出の一種ということで…。あと編集長は原作ではもっと人格崩壊していた。アニメ版のだと、もしかしたら最初からこういう人だったのかな、とも思えてしまう。
すやすや葉月
 スースーと気持ちよさそうな寝息を立てて眠っている葉月。以前にも葉月の寝姿は出てきたが、それはもうひどいもんだった。そんな寝方をしてるから首が痛くなるんだよ!と突っ込んだものだったが、裕美がくれた(結局耕平が買ってくれたようなもんだが)ベッドの威力だろうか、かなり寝相は良くなった。それでも布団は半分剥いでしまっているが。しかしこの光はどこから差してきた物だろうか?日の光…なわけはないけど、上から何かの光が漏れてるようにも思えないし、電灯点けたまま寝てるのかな?それともう一点。寝るときはネコミミ外すようになったのね。

 編集長の言葉「そしてお嬢様をこの館へ招待する」と言い終わった途端、小さい声ではあるが、葉月が一瞬「ん」と声を漏らしている。そして枕の下からネコミミを…ってそんなとこに隠してるんかい。ともかくネコミミを取り出し、すぐに装着。うーん。かなり目が悪い人のメガネと同じ様な物なのか。しかも装着してから伸び。もうほとんど体の一部と化してしまってるのね。

 そして部屋に入って来るなりいきなり「わたし行く」と言ってるけど、葉月は一体いつからこの話を聞いていたんだろう。今まで寝てたのに。不思議だ。重々しくセリフを放っている割にはネコミミはピクピク動いてるし。一体その中の構造はどうなっているのかといつも考える。常に装着してるもんだからそれを動かすための機構がなんていうか進化して構築されたのかな。んなバカな。

 館に着いた辺りからモノトーンばかりになる。まあここのスタッフに限って手抜きってことはないだろうし、たぶん表現の一種なんだろうけど…。

 いきなりランドセル。裕美からもらったんだろうかなあ…。だから、裕美はどう使うことを想定してこんな物を葉月にあげたのか。前回の体操服+ブルマもそうだけど。そりゃ似合うよ。似合うけど、、というかよく今まで残してあったもんだね、こういうの。普通、捨てるでしょ。
ケツぶりーん
 ランドセルを開けようとする征爾。いやしかし…この絵は見方によってはかなり危ない風に見えてしまう…いや、見る方がバカなんだけど、どうしても、ねえ。葉月もクルっと回ってぷいっとケツ出してる場合でないって。そう言うのは耕平に対してだけにしなさいw

 あ、有馬氏の同人誌では同名のキャラがそんなことをしている物もあったなあ。日本ワルワル同盟のMon Petitという本だ。同名どころか顔も同じだし性格も…たぶん一緒、そしてハイジ(猫ね)も出てくるし。他にもこのテのがあったような気がしたけど、ちょっとみつかんなかった。気になる人は調べてみては。

 話が逸れてしまった。んでこのランドセルの中身ってのが白木の杭に十字架、聖水、ニンニク、エトセトラ。原作ではこの後「おまけに背負ってる当人がヴァンパイア」というセリフで締めくくられていた。そして耕平に「効かねえんだろうなあ…」と言われる始末。でもニンニクはこうなんていうのか臭いとかその辺に飛び散る何らかの成分はあるだろうから多分効かないんだろうってことは分かるけど、十字架は見た訳じゃないし聖水はかけられてないし白木の杭は刺された訳じゃないし、効かないとは言い切れないよねえ。とりあえず耕平に「鈍感なんじゃねえか?」って言われてむくれながら「あんたに言われたくなーい」と言い返す葉月が可愛いなと。

 ここらへんおもんないから適当に端折り。あ、裕美がスタンガンで自爆。わけわからん。その後むくりと起きあがるし。平気なのかよ。「絶対元に戻してあげるから」の「ら」の辺りの息を抜きながら発音している音が、なんだか葉月っぽくなかった。そこまでやんのは無理か。
覗いてる葉月だ
 アイキャッチ。なんだか動きが激しい。これは木の陰…だろうか、そっから覗いてるけど、なんか意味があるのかな。そう言い出したらこれまでのアイキャッチもストーリーに関係してくるような意味を持つ物はなかったけど…。

 耕平「どうした?」葉月「んん なんでもない」の葉月の声もなんだからしくないけど…その、中の人寄りの声のような。気のせいかな。

 いきなりマスターの元へお連れしますって、ここらへんはもう全然原作と違う話になってるな。その部屋に通されて葉月が何かを思い出していたけど、まあこの「かあさま」連発のシーンは原作にはないんだけれど、まず征爾が今後の出方をみんなに教え、葉月を先頭にみんなで館の中をうろついているときにキンケルの結界に守られた部屋を見つけその中に入るとそこは葉月の思い出の場所だった、というところで繋がっている。
フード付き葉月
 まあこの幼な葉月、可愛いことは可愛いんだけど声がね。今と変わらんやん!って。もうちっと幼っぽい声のが良さそう(「幼な」では送りがながおかしいけど、確実に「おさなはづき」と読んでもらうためやむなく)。

 んでもうこの時点でキンケルが出てきてしまっているが、こんなときにはまだ出てこない。もっと後…夜が明けてからの登場だった。

 「悪夢はあなたよ」もこれはもうまんま中の人のような…ラジオ聞いたことないし、普段どんな声かってのはわかんないけど。

 いつのまにか征爾とキンケルが入れ替わってるしねえ。しかも一人二役どころか同時に二役、しかも別々の場所でって、いくら光を操って分身の術のような事ができるとは言え、遮蔽物があってはそれはちと無理があるんじゃないだろうか。しかも物理的な干渉をしているように見えるんだけど…。光を操ったところで実体は無いわけで、それが何かを掴んだり殴ったりということが出来るとは思えない。もっとも、征爾の方は映ってなかったからもしかしたら向こうに居たのが幻影のみで、こっちには実体と共に幻影がいたのかもしれない。

 もうずっとこの辺は色素が薄いねえ…でもランドセルだけは妙にはっきりと映っていて。さらに動きも少ない。んー、ここまでくると前回がんばりすぎたのかね?という気もしてくる。

 結局、キンケルに戦力を分断されてそれぞれがキンケルの幻影によってもう一方の仲間がそこに居ると勘違いさせられ、相手がキンケルであることに気づいた後に仲間に遭遇したが、まだ相手がキンケルだと思っていたため、同士討ちの形になってしまった、ということらしい。長い上にややこしいけど合ってるかな…。
マジでKISSする5秒前
 葉月が「KISS…」と囁きながら耕平の血を吸おうとするその光景は、下手をすると普通にキスをしてしまうんじゃないかと思えてしまうほどだった。だって2人とも目を瞑ってるし…。なんかその声が妙に色っぽかった。

 血を吸った葉月の攻撃によってキンケルは退けられた…かに思われたが、多少ダメージは負っただろうけど逃げられてしまったようだ。

 夜明けのベルで外に吊されているじっちゃんを発見した三人。葉月と征爾はエルフリーデを探す。ある部屋に縛られていたエルフリーデ…というか、ぱっと見たとき、このエルフリーデの髪の毛が吐いた物の様に見えてしまった。

 原作では、さっきの葉月の思い出の場所からエルフリーデ発見へと繋がっている。しかももっとえろい格好をさせられていた。というか裸。ただ、エルフリーデを発見する直前、耕平が歩き回って疲れているだろう葉月を気遣っておんぶしてあげようと申し出るが、「あんたまた変なこと考えてるんでしょ。そうそう思い通りになってたまるもんですか」みたいな事を言って断る。それに対して「もっとエルフリーデさんみたいに成長してからそんなことを言え!」とかなんとか言い合いになって、「もう。こんな言い合いさせるから疲れちゃったじゃない。ほら、背中を出しなさいよ」と素直でない葉月のセリフにしゃがんだところでエルフリーデを発見、耕平は走り出す。負ぶさろうとした葉月の手が空を切り、そのことを恥ずかしく思ったのか耕平とくっつきたかったのに出来なかったのが気にくわないのかヘソを曲げる。そんなシーンがあった。えろエルフリーデは別にいいんだけど、この葉月の姿は見たかったが出てこなかったのが残念。そしてその後夜が明け、鐘が鳴ってじっちゃんの姿に気づいた。

 枷を外してくれるのは、裕美だった。夜が明けたら外してやれと命令されていたらしい。その辺も違う。デイ・ウオーカー(昼 蠢く者)がバレるタイミングは同じかな。

 次回予告ー。

お兄さま 葉月とお夜食食べましょ
何が食べたいですか
ふるふるふるむーん
次回 月詠「おにいさま みんなで伯爵を倒しましょうね♥」
せーの ド・ネ・ル・ケ・バ・ブ
ふふっ そう言うと思ってもう作っちゃった
お味はいかがですか
あら? 感激のあまり気絶しちゃったみたいですね
おやすみなさい お兄さま

 ド・ネ・ル・ケ・バ・ブ…うーん…並び替えるのか?と思って、既にこれに関して言及している所は無いものかとぐぐってみたら…ドネルケバブという料理そのものが存在するのね。

 ここによると、ドネル=回転、ケバブ=焼肉だそうで、

大きな肉の塊を回転させながらあぶり焼きにします。ケバブはトルコのメジャー料理のひとつです。

 ということらしい。知らなかった…。

 ちょっと待て。こんなの葉月に作れるのか?ま、気絶しちゃったのは感激のせいじゃなくてあまりのひどい味のため、ってことだろうか。葉月もやるねえ。

 最後の一枚絵はイラストがNITROPLUS NIOって人で彩色がNITROPLUS りんごキックという人だった。今回も2人とも知らない…。まあでも好みの絵だ。ただ、まもって守護月天シャオリンかと思ったけど…。