まほらば 21話

 つまり沙夜子は、もともと「いいとこの娘」だったため、あんな風にヴァイオリンが弾けてもなんら不思議はないというわけです。

 ところで、まひるは中学二年だそうだ。見た目はいいんだけど、どうも声が中二のものとは思えない。少なくとも高校生あたり。なんかそれが気になり出すと止まらないって感じで…。

 で、マンガではこの「殺し屋ブラザーズ」が、この時点では鳴滝荘の住人にとって初見だったため、一体誰が来たのかと不思議そうに見られていたが、アニメでは既に何度か会っているから「また来たのね」ぐらいの印象しかなかったようだ。とは言っても、雰囲気がこれまでとは違ったから、様子が変だなあとは思っていたようだ。

 それにしても水ようかんで釣られるのは沙夜子らしいからいいとしても、文字通り「釣られて」しまうのはどうしたもんか。確かに見た目、かなり軽そうではあるけれど…。あと、マンガのようにいきなり現れてダーツでしとめるという技(?)は使わなかったようだ。なんかまずいのかな?それとも単にこっちの方がいいと思っただけなのか。

 しかし、沙夜子とまひるは姉妹なのか。それ以前に沙夜子は一体いくつなのか。プロフィールでも「年齢ないしょ」と書かれてあってよくわからない。見た感じ…というか、朝美とまひるは一つしか歳が違わないから当然だけど、まひると沙夜子は親子だと言ってもいいぐらい歳が離れているように見える。

 もっとも、朝美は沙夜子が産んだ子供ではないわけだから、もし沙夜子が二十代前半ぐらいであったとしても不思議な話ではないわけだけれども。

 今回はこの屋敷がメインとなる話であるため、あのサクラも頻繁に出てくる。マンガのカバーの中に描かれてある「脇役天国」の常連だったサクラが、いつからかその脇役天国に出てこなくなったのは出番がかなり増えたからなのか。でもそれに関しては触れられることはなく、いずれこの先「暫く見なかったけどやっぱり帰ってきたんだね」と脇役天国のその他の人物に言われている姿が目に浮かぶ。

 沙夜子の母は…沙夜子よりも若く見えたりするんだけれども、それよりもこいつは吸血鬼なのか?いくらなんでもこれは陽光を怖がりすぎだろう。とは言っても、夕方の太陽とはいえ、ここまでまともに喰らっては、本当に吸血鬼だったら灰…とまではいかなくとも、かなりの火傷を負うのは間違いないだろう。でも、年齢よりもかなり若く見えるその容姿からすると、吸血鬼であるというのもあながち間違いではないのかもしれない。って、このマンガはそんな方向ではないな…。

 まあ今回、沙夜子の意外な一面を見られるかと思ったが、それは来週に持ち越しのようだ。今回そこまで行ってしまうと、某アニメの20話の様に、詰め込みすぎになってしまうかもね…。ともかく、予想に反して今回は沙夜子はいつものようにほっとんど喋らなかったけれど、次回こそ、喋るよ。うん。

 朝美とまひるが庭で遊ぶ話や、朝美が高級車に乗って学校へ行く話なんてのはやらないのかな?次回やりそうな気もするが、この予告ではそこらへんはまっっっっっったく見えてこない。ほんとに。予告なのか?これは。