AIR 9話

 今回で過去編が終わりなため、かなりの駆け足な展開だった。やっぱもっとゆったりと見たかったなあこれは。

 せっかく迎えに来たのにそのまま山を降りろと言われたが、何とか説得して母上を連れ出す。だがすぐ敵に囲まれ、応戦するが敵の放った矢が刺さってしまう。えらい弱いな。なんかこう翼人の力でなんとかできないものなのか。この後にものすごい力を発揮しているのに…。RPGで、攻撃力は凄いけど防御が紙な魔法使いみたいなものなのか。

 それはともかく、その矢のせいで瀕死になってしまった。早いなあ…。もうちょっと間になんか話がなかったのか。ゲームでもこれぐらいのテンポで進んでたんだっけかなあ。もう覚えてないけど、アニメとしてこう1話ずつ区切られてると余計「早いな!」と思ってしまう。

 死が近いことに気づいた裏葉は、神奈にお手玉を見せるように促す。この日のために練習してきたんだからね。まあけっこう長い間練習していたにもかかわらず、お世辞にもうまいと言えるぐらいにはなってなかったんだけども…。もっと長く一緒に居られるのなら、ちゃんと出来るようになってから見せたんだろうけれどもこの場合はもううまくできるかどうかなんてことはどうでもいい。とにかく多少でも形になりさえすれば何でも良かった。

 とは言うものの、さすがに最初の頃のように「ほぼ」全力投球で明後日の方向へ飛ばしてしまうようなことはないにしろ、とてもじゃないが「お手玉が出来る」とは言えないような腕前だ。

 というかよく考えたらここで上手に出来てしまってはちょっとおかしな話になってしまうな。上手に出来てしまったらそこで満足してしまう。上手になった姿を見てもらうことが出来なくなった、ということに意味があるんだから。悲しい話やね。

 なんとかほんの少しでもいいから「出来ている」所を見て欲しくて、神奈は少し離れたところで練習しているが、もう時間は残されていなかった。

 母上はそのままに、また移動して木のくぼみで話をする。内容と言えばもうこの絶望的な状況では決して叶うことはないだろうが、要するに家族みたいに暮らせたらいいなあというようなこと。

 そんな話をしているうち、神奈は悟ったのか立ち上がり、服を脱ぎ、羽を広げて飛んでいってしまった。そこそこのボリュームが…いやいや。この2人に生き延びて貰うためにはもうこの方法しかないと。そして法師たちの呪詛を喰らって消えてしまう。そらに閉じこめられてしまったって事なのかな。

 何とか生きながらえて次の日、迎えが来る。もしかしたらこれが敵の罠だったらってことは考えなかったのかな。

 まあそこで裏葉は方術を学ぶが、柳也は神奈に掛けられた呪いの影響を受け、どんどん生気を失っていく。なんか人が弱っていくところを見るのってなんか辛いなあ…。もうヨボヨボやんかこれ。

 そして柳也の最期が近づく。ここで銀色流すのはいかんよなあ。というかなんかもう条件反射になってるような気もする。

 というわけで輪廻転生を繰り返し、現代に生まれてきたのが往人ということか。神奈は…観鈴か?あとの美凪とか佳乃は誰担当なんだ。関係ないのか?それにしては「飛べない翼に意味はあるんでしょうか」と言ってみたり、神社の羽に触れておかしなことになってたりしたけども…。

 そして現代に戻ってきた。というか、二つ前で観鈴の側で願ったあのときからこの時間まで戻ってきた、と言うべきか。でもカラス。なんかちょっと他のカラスとは違う感じ。

 いやー、やばいっすよ。とうとう来た最終ステージが。

 最後どうなっちゃうんだろ。いや、知ってるんだけど、ここであえてゲームとは違うEDを迎えてくれないかな。そしたら大ブーイングだろうなw

 最終回を見たくもあり、でもちょっと見たくなかったり…。見るけどね。