R.O.D 5話

 これだけさかのぼるともう懐かしいを通り越してあまり記憶にないぐらいの話になってくるなあ…。ここらへんはまだ後半の暗い話と違ってなんか違うアニメ見てるみたいだ。

 始まると最初っから飛ばして買いまくってる三姉妹のうちのダメ姉2人。「版違いが沢山ある」って、そら確かに修正入って版によって内容が多少異なる場合もあるだろうけど、ほとんどの場合重刷されただけで違う部分と言えば奥付の「第○版」ぐらいなんじゃなかろうか。

 そんな違いですら欲しくなるようなもの?まあ中には全く同じ物であったとしても読書用、保存用、配布用、切抜用etc..なにかにつけて「〜用」としていっぱい買っちゃう人もいるんだからあり得ないとも言い切れないけど。

 そこへやってくるキム(金?)さん。自分のことを「〜さん」と呼ぶのはどうかと思うけども。そういえば以前北米版のvideo clips見たとき、"I'm your guide, Michelle Chang."*1っていうのを聞いて、「なにをこの人は自分のことをちゃん付けで呼んでるんだろう」って思ったら、ミシェール・チャンなのね。アグネス・チャンみたいなもんか。

 そのキムさんが隣に座ったのを見て、「なにこいつはこんな側に座るんだよ」っていうかちょっと人見知りっぽいかもしれんけど、横に避けるアニタがなんか可愛い。
アニタおじいちゃん
 車中。上の姉2人は本、アニタは牛乳を常備しているというのはもう定番のスタイルなんかなー。そいでもって牛乳を飲むと口の周りに輪ができるというのも。瓶を口に持って行ったときちょっと歯に当たって音が出てるってのも細かい。変に強い力で当たると痛いんだよなーあれ。

 コメンタリでそのことにちょっと触れるのかと思っていたら、みんな録音調整の人がゴールドフィンガーだのなんだのって話で盛り上がってて全然だったもんな。

 まあ本当に補足をしたい部分に関しては、どんな話で盛り上がっていようと割り込ませて話してるみたいだから、大したことでは無かったんだろう。そりゃここを三色ボールペンの何色で線を引くかと聞かれたら当然緑なわけだけど。

 ほいでそのキムさんからの依頼で本を奪い返しに城に潜入。しかし不思議な力によって紙の結合力がなくなってしまう。ただアニタの切る力は残っているため、体に直接触れている物には力が付与出来るって事なのかな?でもそれだったら服の一部が残ったままになっててもようさそうなのにね。インナーが無い部分辺りが。

 侵入したのがバレているなら警報がなってるはずよーってかなり楽観的だ。あの傀儡が分解されたのは、対侵入者用(むしろ対紙使いか?)に一定間隔で発信しているが原因なわけだから、それだけでは侵入がバレてるわけではないが、城の中を巡回していたヤツに落ちてきた紙を見られてそれでバレた。

 そもそもここには警報装置なんて必要ないわけで。だってどこに居ても声が届くんだから。まあそんな内部事情を知らなければ、警報装置があるはずなんだからそれが鳴ってないなら大丈夫だろうと考えるのもわからなくはないけど…。

 たとえば銀行なんかにある警報装置。強盗が来てそれを押したらけたたましいサイレンが鳴るという物。あれ、サイレンが鳴った方がいいのか鳴らない方がいいのか。鳴って通報されたのに気づいて焦って逃げてくれればいいんだけど、通報されたことに逆上して人質に取られたり、もしくはその場で殺されたりなんかする可能性もあるんじゃないかなあ。それだったら犯人も気づかない内に通報していて、いつのまにか警察が駆けつけていた、ってな感じにした方がいいのかもしれない。だから鳴っていないから大丈夫だってのはそうとは言い切れないんじゃないかと思うわけです。

 ところで、こういう「ミッション開始」ってな場面でよくお互いの時計を合わせるシーンというのがよくある。が、秒数はこれで合わせられるだろうけど、そもそも分がズレていたとしたら、まあ意味がないとまでは行かないけど本当に正確な時刻が必要な時には意味がないよな。今回のミッションでは時計を使う場面なんてなかったけど。というかこの三姉妹にそんな作戦なんてあったっけ。ないよね。

 侵入してすぐマギーに異変が。幽霊の正体見たり枯れ尾花みたいなことかと思ったらこの城の内部には常に変な音波が飛んでいて、心の負の部分が増幅してしまうらしい。アニタもこの時点で既に影響を受けているような気もするが、でもこれが普段通りのような気もする。まだここではなんともなってないかな?微妙に言い方がきついような気もするが。

 んでコウモリの場面ではもう完全に支配されてますな。冗談でならこういうようなことを言うこともあるかもしれないけど、こんなに心の底から本気でそんな事を思うはずがない。さすがのアニタだって一人じゃ生きて行かれないことぐらいわかってるはずだし。
どっからでもかかってこんかい
 「あんたら役立たずだ」って言われてミシェールがビンタをするけど、このミシェール、音波の影響を受けていないにしてはちょっときついような気がする。というかミシェールって鈍いように見えて意外と変化を察するのがうまいはずなのに、マギーはともかくアニタの異変に気づかなかったのかな?それを分かった上で「自分はいいけどマギーのために」ということなんだったらさすがは長女だね、って話になってくるんだけど。その割にはねねねの家で先に風呂入ったり好き放題してるんだよね。さすがにあれは分かってて、じゃないよね。

 コメンタリで、ここのアニタスクール水着を着てるみたいだって話してて、見てみたら確かにこれは…。「スクール水着」と聞くと、自分の学校がそうだったからもっと紺色っぽいのを想像するんだけど、もしかしたらこういう真っ黒なのを使ってる所もあるのかな?

 それにしてもほんと見事なぐらいぺったんこだなあ。もうすこーしあってもいいような気がする。そりゃ胸があるなんてそんなのアニタじゃないけどあまりにも無さ過ぎるんじゃないかと。ミシェールと比べるのはね、役割が違うんだし。それにもともとほんとの姉妹じゃないんだからお姉ちゃんはあんなに大きいのにね、なんてのはおかしな話だ。一体なんの話してんだか…。

 変な化け物が登場し、紙がうまく使えないからおたおたしている内にアニタと、ミシェール/マギーに分断されてしまう。一応さっきのアニタがちょっと変だなってことは分かっていたらしいが、確信は持てなかったようだ。

 「ぶあーっくしょい!うーさぶいよちくしょう」ってアニタおっさんみたいだな…。くしゃみってリアルな音を出すのは意外と難しいんだけど、それを難なくこなしてるっていうのはチワワってけっこう凄い?単にチワワがおっさん化してるだけかもw

 またコウモリに追っかけられて、ある部屋に出る。アニタ、うしろうしろ!きづかんもんかなあ。音が反響してるから声に気づかないとか?反響音で直接音がまぎれてわからなくなっちまうのか。それでもどこかで騒いでいる事ぐらいは分かりそうなもんだ。それにすら気づいてなかったような気が。

 ようやく気づき、お互いに顔を合わせるがなんだか妙な空気。これもあの音波の影響なのか…ってミシェールは効いてないんだって。ミシェールはビンタしたことをちょっと悪かったかなって思ってるしマギーは気持ちが沈んでるしアニタは殴られた事とかあんなこと言っちゃったのはちょっとまずかったけどでもまだ許せないし…というような気分なのかな。

 このウエーバーがキーボードを弾いて音が出るまでの間の映像って、なんかかっこいいな。3DCGでも使ってんだろか?それと声。これは生声じゃなくて何らかの効果を付けてるんじゃないかな。妙に幅広くてそこそこエコーも効いていて凄く通る声になってる。

 高周波は人をいらだたせ、低周波は不安にさせる。でもミシェールにはそのどちらも効かない。妙に安定しているからだって、そんな理由だけなのか。人間の本能というか根本に作用するものならただ楽天的だからってだけでは片づけられない気もするが。

 そんなミシェールにも効く音波ということだけども、これはアニタやマギーには効かないんだろうか?こんなことが本当に出来るのだとしたら、確かに戦争の武器としても使えるんだろうな。細菌兵器と違って後かたづけも要らないだろうし。

 キャラメルタイプってーと、この城に侵入するときに幌みたいなものに変化させて使ったあれのことかな。音波の影響で紙が使えなくなってるのかと思ったら、こういう使い方は出来るんだね。結合力が無いだけで、紙単体としては使えるのか。さっきも通路に逃げ込んで入り口を塞ぐときに使ってたもんね。

 ばさ、ばさ、と地面に置いて音波攻撃を喰らって2人が倒れたのに紙が起きあがる。一体この紙は誰が操作してるんだろう?アニタにはそんな芸当はできないはずだし、2人は気絶していないにしろ直接紙に触れずに操るというのは読子にしかできなかったはずでは。

 準備段階で紙にそういう動きをするように教え込んでおいたら大丈夫ってことなんかな?ずっと触れていなければならないなら、ミシェールの弓も手から離れた途端に分解してしまうし。
さーて、いっちょやったるか
 ここで満を持してアニタ登場。かっこいいぞ。それにしてもこんな簡単な物で消音って出来るものなのね。こんな簡単に動いてしまうような物で大丈夫なのか、むしろその方が好都合なのか。

 紙使いの戦いを研究していた割には、こんな方法があることは分からなかったなんて、なんと間抜けな。それに、さっきミシェールの投げた紙をはじいたように、アニタの投げた本も同じ方法を使って落とせばいいのに。予定外の事をされたもんだからパニくってしまって何も出来なかったんだろうけど。

 幕引きの時に出ている音はその紙では防げないんだろうか。その中に居ればガラスの割れる音もほとんど聞こえなくなってそうなのに。この音が届くのなら、ウエーバーの攻撃もそれを使ったらもっと凄いことになっただろうに、まあこの状態になることを予想してなかったんだからどうにもならないけど。

 二日酔いに船酔いに車酔いを重ねたみたいな気分ってどんな気分なんだろう。どれもなったことがないからよく分からないが、船酔いと車酔いってまた別の物なの??乗り物酔いってことでまとめられるようなものではないのか。

 アニタは、毛が、無い…ふさふさだし。そうではなくて。鼓膜が破れていても骨伝導で自分の声は聞こえるのです。まあ普段耳にしているのはその骨伝導での声と耳から入ってきた音が混ざった物だから少し聞こえ方は違うだろうけど。ラジカセで聞く自分の声、よりは違和感はかなり少ないだろう。いつも耳にしているのは骨伝導メインの音だろうから。

 前にも書いたけどアニタは泣いちゃいかんよ。なんか普段こんな泣くような事が想像できない人を泣かせるというのはずるい。なんてか思わず「アニターー!」って叫んでしまいそうになるようなそんな気分になる。でもそんな感動的なシーンであるにもかかわらずマギーの「ごめん、聞こえない」と言う言葉でちょっとずっこけたような終わり方をしてるけど。

 聞こえなくてもね、様子を見てりゃどういうことを言っているか想像できるだろうし、元の生活に戻ったときアニタに聞いても恥ずかしがって話してくれないだろうけどミシェールなら面白おかしく「アニタちゃんが」って話してくれるだろうから問題なし。

 しっかし報酬がこれトイレットペーパーだなんて…。なんかこれはそのまま使える物じゃなくて後で現金に交換できるものらしいけど、だったらもっと他の物でよかったんじゃなかろうか。

 ほいでもよく狙っている場所は目でわかったとしても撃つ音は聞こえないのにタイミング合わせられたなあ。いや逆に耳で聞いてからじゃ間に合わないのかな。紙使いたるもの常に紙を切らしてはいけないとはいうものの、こんな満身創痍の状態でよくもまあぱっと紙を出せたもんだ。

 そんなこんなで病院も行ったんだろうが、鼓膜が破れたらどれぐらいで回復するんだろう?中耳炎で水が溜まったら鼓膜を破って出す、みたいなことがあったと思うんだけど、鼓膜の再生速度ってどれくらいなんだろう。そんなめちゃくちゃ早い訳ではないだろうから、このラストシーンではまだ耳が聞こえない状態なのかな。

 三姉妹仲良く寝ているとそこへ帰ってくるねねね。確かこれは読子の手がかりがあったとかなんかで飛び出して行ってたんだっけ。もう忘れてしまったけど…。結局何も得られず落胆の様子で帰ってきて、三姉妹がものすごい格好で寝てるのを見て「なーにやってんだか」といいつつも自分もその中に入って眠る。もう二階に上がるのすら面倒くさいってのもあったんだろうけど、それでもここへ入って寝るってことはもう居候としてけっこう認めちゃってるのね。

 でも横へなった途端にミシェールのボディープレスとアニタの裏拳を受け「やんのかこるるるるぁ!」と叫ぶが、でもやっぱりそのまま寝てしまう。普通こんなことされたら目が覚めて、「あー、もう二階行くか…」てなことになるんだろうけど、なんか、あれかな、この仲の良い様子を見てたら、その中にいるのが心地よさそうに思ったのかな。

 だけどやっぱメガネは外した方がいいと思うのですよ。フレーム曲がるよ?こんな寝相じゃ余計にね。読子はもうメガネが体の一部と化しているから外すことが不可能みたいだけど。設定自体存在しないし。

 そんなわけで、久々に見た5話。かなり懐かしい…。

 とりあえず書くことが無い日にはこれについて書いていこうかなあと、そのつもりでいるわけですが、書くのにけっこう時間がかかるからどうなることやら。全然書き溜めもしてないし大変ですよ。

 んではまた次回。

*1:英語わからんから合ってるか不明。アイムジュガーイドって聞こえるけど…