月詠 16話

 前回見るのが遅かったからほぼ二話連続で見られてなんかちょっと得した感じのネコミミモード

 さて、前回のラストシーンで出てきたのはやっぱりまりおだった。なんかこのままこいつと戦うような話になりそうな感じなんだけど、原作ではこいつとまともに戦ったことはない。いずれ戦うことになるのかもしれないけど、一体それはいつの話になることやら…。

 今回でオープニングが元に戻っていた。でも変わったのは花札だけ。「スクール水着」→「ギター」らしい。
真剣白羽取り失敗
 縁側から外を見張っている2人。なんでも戦いの真っ最中らしい。縁側に饅頭を置いて台所で茶を淹れている間に烏に饅頭を持って行かれたからもう一個の饅頭を囮に捕まえようと思ったが烏の方が一枚上手で結局二つとも盗られてしまった、ということのようだが…。しっかしこの烏、なんでこんな傷が付いてんだ。百戦錬磨ってことなんだろうか。他の所でもこのタッグで荒らし回ってそうだ。だとしたらちょっと…ちょっとどころじゃないな、かなり旗色が悪そうだ。ハイジもよくわからない生き物だし、それの主人ってのがこれまたボケボケ娘だからなあ。まあそれはさておき。


ネコミミ戦隊 葉月レンジャー!(一人やる気なし)
 こうなってはもう代わりの饅頭を食べるだけでは気が収まらないと、なんとか仕返しすることを考える。今度は菓子を囮にし、気配を絶って持ち、それを盗りに来たところを直接捕まえるという戦法らしい。人間業ではないんだけれどもこいつは吸血鬼だし。

 身動き一つせずにじっと待っているだけでいくら気配を消しているからと言っても烏が寄ってくるのかどうかはよく分からないが、ともかくこうしてじっとして黙っていると清楚なお嬢様と言う言葉がぴったり当てはまるような気がする。地で喋り出すと見事にイメージが違う。まあそれはそれで可愛いんだけどね。


ケツの穴から手ぇ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろかヴォケ!
 その様子を見ていた耕平は写真家の血が騒ぐのか葉月を写真に撮りたいという願望が湧いてきて構図を取り始める。結局「せっかく気配を消しているのに耕平がそんなとこに居たんじゃ意味無いでしょ!」って追い払われてしまうんだけど。

 それで写真を撮るためにフイルムを買って帰ると何故か玄関先でじっちゃんがエルフリーデと腹筋をしている。段差の具合がちょうどいいからってことらしいんだけども、確かになにもこんなところでやらなくてもいいんじゃないかな。段差ったって、見たところ頭が落ちる部分しかないように思うしそれぐらいなら他の所にもありそうなもんだ。

 先ほどの葉月の戦法が見事成功し、リベンジを果たすことが出来た。いやほんとすごいというかなんというか…。このあとこの烏はどうしたんだろう?暫くどこかにつないでおいたあと放してやったのかな。まさか唐揚げにして喰っちまったってわけはないだろうし。

 ともかくこのことで耕平は葉月が長時間身動きせずじっとしていられることを知り、ある撮影方法を思いつく。まさに葉月でしか撮れない写真だ。

 ところで…玄関先の背景というのか、ポスターのようなものが色々貼ってあるなかで一番左の物、これってよく見かけるドラえもんの着ぐるみのような物を着た人の頭部なんじゃないだろうか。目線は入れてあるけれどもどうにもそうにしか見えなかった。なんでこんなところに…。

 ここでのじっちゃんとエルフリーデの会話を聞いていると、もしかしてここからエルフリーデの昔話が始まってしまうのかと思ったんだけどそうはならなくて助かった。あの話、長い上に大して面白いとも思えないからいつも読み飛ばしてるんだよ。うん。「この2人の因縁話は書く予定ですのでお楽しみに」と書いてはあったけれどもね。

 で、写真を撮りに出かける2人。着いて撮られる来満々の葉月ではあったけれどもまだ撮るつもりはないらしい。もっと暗くなってから撮るということだけど、、一体何の写真を撮るつもりなんだと勘ぐってしまう。

 とりあえずそれまでは暇だからと言うので釣りをすることに。このあたりは原作に存在しないアニメオリジナルの話。

 釣りをやったことがあるって言っている葉月だけど、これはたぶん嘘なんだろうなあ。あんなところに幽閉されていてそんなことをしていたとは到底思えない。日本に来てからだってデイウオーカーだと分かったのは極最近だし、夜釣りでも一人で行っていたとは考えにくい。餌がこんな物だという事を知らなかったみたいだし。まあ練り餌ということも考えられるけど…。

 なんかここらへんのやりとりを見てると、この二人っていとこなのかなって思ってしまう。ちょっと年の離れた兄と妹。マンガでもなんかそういうシチュエーションってけっこうよくあるパターンっぽいし。

 っと…今回はアイキャッチが二回?なんか変な感じ。

 時間も時間だしそろそろ撮影に向かうか、と言ったのに当初の目的を忘れているのかまだ釣れてないからってことで粘ろうとする。その瞬間、都合良く魚が釣れる!何の魚か全然分からないけど、もしかしてこの魚、前回のオープニングに出演したヤツなのかな?

 「取ってよ魚ーほら早くー」「よし。バッチリ撮ったぞ」というお約束も決まったところで夜。

 撮影が終わり、帰りの車中。耕平がポツリと「無防備だな…」。確かにある程度信用していなければ側で寝るなんてことはないわけだけれども…まあ葉月の場合、まだまだ子供だし単純に疲れて寝ているだけの様な気がするけど。でも確かに無防備だ。変な気を起こしたって不思議じゃない。
そうはい神崎
 それにしてもけっこう沢山写真撮っていたのね。上の段の左から二番目の写真がよさげだ。撮られるのが恥ずかしいのか耕平に見つめられているような気がして照れているのかは分からないけど。なんか右下の写真ってハイジが思いっきり写ってるんだけど、こんな写真をこんなに堂々と見ていて平気なのか?確か裕美はそれに関しては知らないはずでは…。前に城に居たけど、あの時は洗脳されていたから記憶はないはずだし。

 前回に引き続きまたもや裕美の仕事を放っぽらかした耕平に突っ込みを入れる裕美。実際にはこんな程度で済む話ではないんだろうけど、それはともかくそのショックで持っていた写真を落としてしまう。そこで裕美がふと目について拾った写真が今回耕平が一番撮りたかった物なんだろう。そのヒントが烏とのバトルであったという…。
月下美人
 なんとまあって感じだけども、この写真、単行本に載っていたのをそのまま使っているのかと思ったらなんか全然違うみたい。もともと流用できるような物では無いのかも知れないけどそこらへんの技術的なことは全然知らないし。このアニメ版では単に「無表情」って感じなんだけど、原作の方ではなんかこうちょっと悲しそうな表情をしているし、角度の問題もあるのかもしれないけれどもっと身長が高く描かれている。確かにちょっと高すぎのようにも思えるけど…。
葉月七変化+α
 んでもって突然始まるファッションショー…というか撮影会かこれ。前にも似たような事があったなあ。確か裕美に服を沢山もらった時だったっけ。葉月ってばけっこうノリがいいのかこういうのが好きだよなあ。ナースにセーラー服に体操服に巫女にポリスにゴスロリに猫の着ぐるみ。たぶんこれらは前に裕美に貰った物なんだろうけど、裕美って一体…。

 一方編集部ではさっきの写真が問題になっている。CGや合成ではなさそう、というか耕平にそんな技術があるとは思えないから違うんだろうし、写真をやっている人なら分かるって事らしいんだけども、星だけならともかくそこに人間が入ってきているとなるとこんな写真を撮ることは不可能なんだそうな。そりゃそうだ。後ろの天球がこれだけ回転する間、ずっとじっとしていなけりゃならないんだからそんなの人間業じゃない。人外だからこそできる芸当だ。

 しかし…裕美はかなり写真に関して素人なんだという風に描かれているけど、こんなので本当にちゃんと写真なんて撮れたんだろうか?天体写真を撮るのにフラッシュをバンバン焚けばいいなんて思っているような某人物レベルなんじゃなかろうか…大丈夫なのかね。そもそも心霊スポットに行ったって心霊写真なんて撮れなさそうだ。耕平ならばどんなところでも心霊スポットに変えてしまう特殊能力を持っているんだけど。

 そして出た。風呂のシーン。葉月とエロフリーデが一緒に風呂に入ってるのね。当然ながら某チェックの為に肝心な部分(?)はなーんにも見えない。R.O.Dの様にDVD版では凄いことになっていたら嬉しいんだけど、無理かなあ?けっこう丸見えだったもんね、あれ。

 ここのセリフでちょっと分からないところがあるんだけど、「わたしが付き合って貰ってるのに辺に気を遣ったり謝ったり。そんな顔見たくないのに」「逆なのに。気づいていらっしゃらないんですね、お嬢様ったら」ってどういうことなんだろう。葉月の方が変に気を遣っているのか、そんな風に思っている葉月の顔を見たくないってことなのか…うーん?

 そして最後にまりお登場。たぶんここは日本の本屋なのだろうと思うけど、こんな変な物を被った人が入ってきたら普通警察に通報されるよな。なんでこんなの被ってんだろう。吸血鬼だから日の光に当たらないために?なんにせよこれじゃあ怪しさ大爆発だ。そんなわけでまりおの襲撃もまもなく。というか、予告を見ると冒頭で突然襲撃を喰らってじっちゃんが…!って話になるような気がするんだけど、どうなんだろうかなあ。

 月詠にそんな話は似つかわしくないんじゃないかって思うんだけど、まあ原作通りに進めていくとなると仕方がないか。

 最後の一枚絵はおーじって人だった。これも見たことあるような気がするなあ。色がノーマルからセピアっぽく変化したっす。どういう意味があるのかは分からないけど。

 まあ、そんなとこです。