ローゼンメイデン

 放送終了記念ということでアンケートを取ってみた。

 初アンケートがこんなネタってのもどうかなとも思ったけど、まあいいじゃないですか。

 結果は「まきませんか」の圧勝。うーん。答えた人のほとんどがローゼンメイデンを知らないのかな。知っている人なら迷わず「まきますか」をチェックすると思ったのに。本当に知っている人だけでアンケートって取ってみたいけど、まあ答えてくれる人なんていないだろうな。

 あー…終わっちゃったんだよねえ。もっと続くかと思っていたのに、1クールどころか12話で終わってしまうなんて。しかも原作がまだ終わってないのにだよ。

 ところで、このアニメって原作とかなり違うようだ。まあ月詠のように細かく原作と比較、なんてことはしないが。

 なんか蒼星石のろーざみすてぃかとか言うのが奪われてしまって動かなくなっていた。そんな話はアニメではなかったなあ。

 そうそう、5話の「階段」のシーンがかなり引き延ばされていたね。もうすぐに雛苺が出てきて話が終わっていたのに、かなーり長い事籠城をしていた。その場面での見所はやはりくんくんに対する真紅の反応。これはかなり可愛い。
くんくん・・・!
 真紅の切羽詰まった雰囲気とは裏腹に翠星石はかなり冷たい。一番お姉さんぶっていた真紅がほんとは一番くんくんにハマっていたのか。というかこいつら200年ぐらい生きてるんじゃなかったのか。見た目ではそうは思わない(まあ人形には人間の様な変化は起きないが)が、けっこう子供っぽいところがあるんだねえ。逆に翠星石は、楽しみに見ている割にはそんなハマってる様な感じではないみたい。


「私の方こそ…」「えー!!」
 こうやって照れている真紅を見てると、普段の雰囲気が嘘のようだ。いつもこんな感じならいいのになあと思う反面、やっぱ真紅は真紅らしくあるべきなのかなあともお思ってしまう。そんなにまで面白いんだろうか…。人形劇だよ。人形が人形劇を見るとは…。とりあえずここでも翠星石は冷たい。真紅の弱みゲットといったところか。


「この人がし向けたことなのよ」「はー!!?」
 挙げ句の果てには自分がこちら側にいるのは翠星石のせいだ、翠星石が悪いんだと言い出す始末。単に階段を上るのが面倒くさかっただけのように見えたが人(形)のせいにするとは…。案外真紅の方が性悪なのかもしれない。しっかし翠星石はなんつー顔をしてるんだか。
くんくん!
 ここまでくるともうノリノリ。いや、ここは真紅というよりもその中の人である沢城みゆき嬢がのりのりと言った印象。収録の時にはけっこう楽しんでここいらへんのセリフを喋ってたんじゃないかなー。想像だけど。翠星石はあきれ顔。


沢渡真琴(狐)
 10話にも見所(?)が。洗濯をするから今まで着ていた服を脱いで代わりの服を着ているんだけど、この「彼の服を借りちゃった」的な真紅がなんともたまらない。というかね、真紅は頭のなんていうかフリフリというのか、帽子というのか…それを取ったときの方が可愛いように思う。いやほんとに、この球体関節が無ければちょっと小柄な女の子にしか見えないよなあ。ジュンが「呪いの人形設定を忘れていた」と言ってしまうのも仕方がないかもしれない。それにしてもこの表情は…。純粋にジュンの手の動きを見ているようには思えない。こんなうっとりとした目で見られたらたまらんですな。真紅はわざとやってるようにしか見えないぞ。罪な女だ(人形だけど)。

 まあこの写真を持ってきたのはもう一つ理由があって、簡単に言うと「真琴みたいやな!」。

 さて、それで今日見たのは最終回12話「真紅」。まあまだ見てない人は読まない方がいいかも。

 11話で水銀燈に腕をもがれてしまった真紅。通常、体の一部が破損してしまうともう元には戻らないらしい。元に戻せるにしてもそれは真紅達を作ったローゼンの手によらないと不可能と言うことだ。でも肝心のローゼンはもうとっくに死んでいるため、事実上もう元には戻らない。

 真紅が目指しているアリスというものになるには、何に於いても完璧でなくてはならない。普段の真紅の行動は、この「常に完璧に」という信念が基になっているんだろう。それにしてはドアノブに手が届かなかったりトイレを「綺麗な部屋」と言ってみたり抱っこしてとせがんでみたり、そんな面もあるもののそこらへんは愛嬌ということで。ほんとに完璧だったらちとむかつくだけだ。
絶望の真紅
 そういう想いがあるため、「もう元に戻らない体」になってしまった真紅は絶望に打ち拉がれたんだろう。こう言っちゃなんだけど、こういう「強い女」が折れてしまった瞬間ってのはなんかこう惹かれるものがある。こんな真紅はなかなか見られないよ。

 そんでもって水銀燈との最終決戦。ミーディアムであるジュンの力もあるんだろうけど真紅つええなあ…。なんたってパンチ一発でKOですよ。まあジュンの夢の中であるため、こちら側に有利であることは間違いない。それにしても、って感じだけど。あまりにも一瞬だったため、思わずパラパラマンガ風にしてみた。gifアニメにするよりもこっちの方がいいだろう。まあ作り方もよくわからないし。
殴る真紅
 等速で見てると全然わからないが、ここで言うと中段の左端のコマの水銀燈の顔がなんとも痛々しい。どんな威力のパンチを放ったんだか…。なんかこういう最終決戦というと、ズルズルと長いこと引っ張るのが多いけど、一瞬で終わってしまった。そういや座頭市北野武のヤツしか見てない)でも最終決戦は一瞬だった。もっとやりあうのかと思っていたから拍子抜けだ。まあその方が気持ちいいとも言えるけれど。
MUSIC by Dimitri from Paris
 水銀燈との戦いが終わった後、破れた真紅の服を繕うジュンに寄り添う真紅。ジュンの方も驚く様子はなく、ごく当然の行為のように受け止めているようだ。この2人にはもう通じ合うものが出来たのかな。だって指の動きを見てるだけじゃこんなことになるわけがない!どうでもいいんだけどねw


こんな顔ができるんだね
 続いても穏やかな表情の真紅。「レディーが紙を触らせるのは心を許した相手だけよ。光栄に思いなさい」というセリフも今までにないぐらい優しいイントネーション。「光栄に思いなさい」というセリフはこれまで何度も出てきたが、いつも「あなたは私のミーディアムなんだから当たり前でしょ」という感じだったが、これは「貴方がミーディアムでほんとに良かったわ」といった雰囲気だ。よかったね。


抱っこしてちょうだい
 居なくなってしまったかと思われた真紅を筆頭とする怪奇ドール達はジュンの人間としての力が強くなっていた事によって戻ってきた。全てが元通り…と思いきや、さっきのムードは残っているようだ。…残ってるよねえ?抱っこ、と言いつつやっぱりまた殴られてるけど。


 いやしかしそれにしても原作はまだ終わってないし、けっこうアニメとは内容が違うようなんだけど、どれくらいまで続くのか、そしてどういう終わり方をするのか。

 そういえば4巻が出ていた(はまぞう未登録)けど、どこの話まで収録されてるんだろう。3巻の終わりから現在連載されている物の間ってほとんど空いてないように思ったんだけど…うーん。