セキュリティ強化の構成
Microsoft Windows Server 2003ではデフォルトでセキュリティ強化の構成が有効になっており、ページを閲覧する際にかなりの制限を受ける。
ここではそれらの内容に付いては触れないが、ともかくこれが有効になっていると、信頼ゾーンに載っていない場所へアクセスする度に
というダイアログが表示されるため、「今後、このメッセージを表示しない」にチェックを入れている人も多いだろう。これで二度と表示されなくなる。普通はそれで問題はない。
かなり希なケースとは思うが、このメッセージを再び表示させたい場合にはどうすれば良いのだろうか。
色々設定項目を見てそれらしい物を変更してみたものの、復活させることは出来なかった。
「項目が無いならやはりレジストリだろう」ということで調べた結果、かなり時間はかかったがようやく見つけた。
レジストリを操作すると、最悪の場合システムが立ち上がらなくなることもあるため、自己責任で行うこと。
HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings
の中の IEHardenIENoWarn というのがそれにあたる。
このキーが1になっているとあのダイアログは出ず、値が0か、もしくはキー自体が存在しない場合には出るようになっている。
キーを探すのが面倒な人は、
Windows Registry Editor Version 5.00 [HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings] "IEHardenIENoWarn"=dword:00000000
を、適当なファイル名.reg で保存して取り込めばいいだろう。
ところで、この方法を調べようと思ってけっこうぐぐったんだけど、全然出てこなかった。
個人でServer2003を使ってる人があまり多くなさそうな気がするし、そもそもこのダイアログを再表示させたいと思う人がいないからかもしれない。
もっとも、単に検索の仕方が悪かっただけかもしれないが、IEHardenIENoWarnで検索しても、日本語のページは全くヒットしなかったから、書いてる人が居ないのかもしれない。
まあヒットしなかったからと言って、書いた人がゼロとは言い切れないが…。