うたわれるもの 最終回
まだ聴いたことはないけど、なんだか巷(?)では「うたわれるものらじお」なるものがすごく評判らしい。今更だけど…。
なんかア…エルルゥだっけ、それ役の人がハクオロ役の人に熱烈なラブコールを送っていて、それを受けてオロオロするのが面白いらしい。ハクオロだけに。
・・・。
聴いたことがないから、実際にはどんなことになってるのかはわからんのだけど、それを元ネタにしたマンガや絵をちらっと見た限りではそんなことらしい。
さて、今回書こうと思うのはラジオの事ではなくて、アニメ…というより音楽の話だろうか。
本来はこのアニメについてもいろいろと書こうかなあ、なんてことを思っていたんだけど、もういまさら一話から書き始めるわけにもいかず、とりあえず最終話を見て思ったことをちょろんと書いてみようじゃないかと。そんな感じ。
えっと、最終話でOPやEDの位置や内容が違ったり、最終話でだけ使われる曲があったりするのはよくあることで、このうたわれるものもその内の一つ。
- アーティスト: Suara
- 出版社/メーカー: キングレコード
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: CD
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このアルバムに収録されている最後の曲(通常版)『キミガタメ』がそれにあたる。
なんかすごくいい場面でこの曲が流れてきて、初見でもう「これはいい曲だーー」と思ってしまったのであります。
この曲だけを単独で聴いただけならば、そこまでいいとは思わなかったかもしれない。だけどこれは…。
ハクオロが封印され、みんなに別れの言葉を遺していて、アルルゥが出てくるところで曲が終わって、あの音はなんだろうな、ハクオロを包むオーラみたいな物の音なのか、それとも曲としてのコーラスなのか、それは分からないけれどもそんなのが流れて、そしてエルルゥの番がきてこの曲が始まる。
もうエルルゥのために用意された曲といっても過言ではないだろう。まあほんとはPS2のゲームでのEDテーマらしいけど。
なんかこう、エルルゥも笑顔で送ってあげようとしていたみたいだけど、やっぱりどうしても我慢が出来なくなって、これまでずっと押し込めていた想いを解放してしまう。そんなシーンにぴったりの曲だと思った。
日本語の台詞があるときに、日本語の曲ってけっこう邪魔なこともあるんだけど、出しゃばらず、しかし確実に存在感を持ってるってのはすごいなあ。
ボリュームの変化もあるみたいで、「そんな言い方って、ズルいです。ズルいですよ…」の後にちょっと音量が上がってるように聞こえるし、「ハクオロさん」「来るな!」の直後にも上がってるように思う。
そして…来るなと言われたけれども、そんなの耐えきれるわけもなく、駆け寄ってキスするシーンなんかはもう誰が聴いてもぐぐっと音量が上がってるのは分かる。まあ気持ちの昂ぶりと同調してるってことなんだろう。
しかしこれまでにこういうシーンが全くなかっただけに、なんかこう、効きますな。
んでそっからエピローグへと続くわけなんだけれども、ゲームが未プレイだもんで、ユズハが死んだこと自体は分かったけれどもいつ死んだんだろうとか、なんで死んだんだろうとかがよくわからん。
まあ体が悪くてぎりぎり生きてるような感じだったから、いつ死んでもおかしくはないんだろうけど、突然死んだという事実だけを突きつけられてもびっくりしてしまう。マンガなんかの最終回でよくある、いきなり「5年後」とかそういう感じだなあ。
1クールの物と比べれば尺に余裕はあるんだろうけれど、それでも足りてなくてけっこう削ったシーンもあるらしいから、これもそれに含まれるんかな。やってほしかったような見たくないような…ちと複雑な気分。ゲームやれば出てくるんかな?
そしてもう一つ分からないシーンが。
クーヤが…いやこの娘は見ているとほんと心苦しくなってしまうなあ。あまりのショックのため、防衛反応で退行してしまったという…。
まあそのクーヤやアルルゥ、そしてムックル。カミュは…どうなんだろう。もちろんエルルゥもなんだけれども、「何か」に気づいている。それは一体なんなんだろう?
反応があったメンバーからすると、やはりハクオロなんだろうかなと思うんだけど、それならカミュも気づいてて欲しいし…。
見た感じでは、あの事件があった時からそれほど経ってるようには思えない。それならこのタイミングでハクオロが帰ってくるのはまだ早そうだし、気づいてる人と気づいてない人が居るってことは、目に見える状態、というか、実体化した状態では居ないんだろう。魂だけはいつでもそばにいるよって…それ、死んでるってことか。
どういうことなんだろかなー。一瞬「あのね商法」が頭に浮かんでしまったが…。まあ公式としてははっきりと「こういうことなんだよ」ってのを出さない方がいいんかもしれんね。
もしかしたらゲームをプレイすれば分かってしまうのかもしれないけど…。うーん。どうなんだろ。
しかし沢城みゆきはうまいよね。なんか泣くのがすごい下手な人もいるけど…。ぷちこんときはこんなんなるとは思わんかったもんな。うん。
終わってしまうのはちょっと寂しいけど、まあ仕方ないよね。