月詠 20話

 さて、相変わらず修行中の耕平は崖を登っている。ロッククライミングのようでもあるけど、それよりも厳しいような…。しかしよく片手で自分を支えられるよなあ。とてもそんなパワーがあるとは思えないが。

 上っている途中で蝶々がいきなり爆発して耕平は落ちてしまう。ここにまでタライが落ちてくるのはちょっとどうなんだろうか。いくらなんでもやりすぎのような。

 OP。今回は花札だけ。前回書き忘れたが、ふるむーん後は鉛筆削りに変わっている。前回が「コブラ」と「コアラ」のダブルで来て、今回はランドセル。相変わらず幼いねえ…。

 オープニングが終わると、落ちた直後から繰り返し。まあこれぐらいの長さを繰り返すのなら問題ないけど、なんかテレビで流行っているCM明けでやたらと長い間繰り返すのはやめてほしい。あとやたらとなんでも字幕にするのもやめて。それからスタッフの渇いた笑い声もやめて。どうしても笑い声を入れたいならもっと自然な笑い方を練習してからにしてくれ。全然関係ないな…。

 そうそう、原作だとこの岩が崩れるのは師匠が何やら術を使って行っていたけど、これは師匠ではないらしいな。まあ落下までのプロセスは同じ。

 一方そのころ葉月達は…なんかスイカ食べようとしているのか。珍しいな。葉月はちゃんと巫女の格好をしているのに、光はかなりラフな格好だ。なんかもう常に巫女服を標準装備ってイメージがあるんだけど、そういうことでもないんだろうか。で、その集音マイクなに?
合気道の練習中
 それだけではなくて照明や監督のイスなども置いてあって、一体ここで何をしているのかと。全く何の意味も持ってないんだよなあ、これらの機材は。特に何かの伏線とか前振りということでもないし。まあスタッフの遊びってところか。

 しかしやっぱこの「謎の怪人」というのはじっちゃんなのか?顔も、中の人も同じ様ではあるが…今回のタイトルもそのものズバリということか。こんな人物、今のところは原作には存在しないし生死も分かっていない。ということはここらへんの設定はアニメオリジナルとなるのか、それともこれから先、原作でも登場してくるのか。どっちにしろ、じっちゃんが生きていたとなるとエルフリーデも生きている可能性は高そうだけど、一体どこへ消えてしまったのか。

 全身打撲に加え、数十カ所を骨折。それで動ける方が凄いような…。まあ打撲はともかく骨折の度合いにもよるけど。人間気が張っていたら骨折していてもその事に気づかず、そのまま活動することが出来るような話もあるようだけど、だとしたらもう気が抜けてしまってどうにもならんってことか。たとえばボクサーとかプロレスラーとか。なんかそんな話聞いたことがあるんだけどな。

 裏本家に虚無僧が…やかましいからって出てきた葉月のしゃべり方がどうしてもアニタに聞こえて仕方がない。もちろん中の人は同じなんだからそう聞こえても不思議ではないんだけれども、でも葉月ってこんなしゃべり方じゃなかったような気がして。
小さいのー
 で、この尋ねてきた人物、エルフリーデなんじゃないかって思った。さっきじっちゃんが生きていたらしい描写があったから今度はエルフリーデだろうと。もしそうだったとしたらもっと背が低かったかもしれないけど…。また関係ないけど光、洗濯板かと思ったら微みょーにはあるのね。角度によっては。なんかそのかぶり物にまたネコミミのような物が付いてるし。全ての物がネコミミモードかよ。

 その訪れてきた人物が成児だと気づくやいなや、光は悲鳴を上げながら…なんかこれって裸でも見られたぐらいの慌てぶりだな。それにタライが落ちるとしたら成児じゃなくて光の方だろう。しかも3-Bって金八かよ!

 原作だとゆるみきった服装の上、大根持って登場し、そこに成児が現れ以下同様と。おまけに葉月に「今更取り繕ったってもう遅いわよ、この大根娘」とかなんとか言われていたはず。成児もそこらへんのことは分かってると思うんだけどな。まあそれでも、ってとこか…。
それ私も欲しー
 良からぬ物達が迫ってきていることを師匠や耕平に伝えるため、山に行こうと。でも葉月が行くのはルール違反だからという話で突然ハイジが出てきて「わらわに任せろー」と言ったところで薫の持っていたカプセルに閉じこめられてしまう。ハイジも式神だし、薫は式神を操る能力を持っているようだからこういうことも出来るのか。

 返す返さんともみ合ってる所でなんかファミコンの姿が。昔のファミコンはこんな形だったなあと懐かしく思う反面、なんで未だにこんなものが…。RFユニット経由でテレビにつないでよくやっていたな。別の場所のテレビで同じチャンネルに合わせたら、白黒だったけどなんか画面が映ってたしな。今では考えられんわ…。

 倒れている耕平。そこへ謎の怪人がやってくる。耕平は正体に気づいていないようだけど…まあそれよりもほんとうにこいつがじっちゃんなのかどうなのかがまだ決まってないんだけどねえ。この人物自体が存在しなかったんだから原作にこんなシーンは当然無い。

 そこへバルガスが登場する。そして逃げる謎の怪人。なんなんだ。一体何のために出てきたのか。まあこれぐらい自分の力で対処できないようでは話にならんってことなんだろうけど、それにしたってよくわからんわい。

 さて、んじゃこれから山に行きまっしょいと、玄関先に揃った面々。予定外に耕平と会えるのが嬉しい葉月のはずなのに、相変わらず「そんなことないよ」と無駄な抵抗をする。そうでなけりゃ葉月じゃないって感じだけどね。

 原作では、自分もついていきたいと言う薫に師匠が「お前の足では私たちの山駆けのスピードについてこられないから」と断っていたんだが、ここでは「留守番をしていてくれ」という言葉に留まった。師匠はどうも遠回しな表現が好きらしい。

 師匠が離れている間にバルガスとアルトに見つかり、耕平は血を吸われてしまう。まあ吸われたって隷属しないのが耕平の特異能力であるからそっちの方は問題ないが、でもアルトの能力が発現してしまうような…。いや、葉月と違って普段から能力があり、血を吸うことでその力がパワーアップしてしまうだけなのか?

 結局成児に聞くまでもなく敵が迫っていることは師匠は気づいていたようで、はっきり言って成児がこちらに来たのは無駄足だった。しかも本気を出した葉月、光、師匠の足には全く叶わず、足手まといになってしまう。かわいそうな役回りだなあ、成児は…。

 そいで光がバルガスに掴まったところで今週は終わり。

 次週、光の恥ずかしい姿を成児に見られてしまう…という話はたぶんやらないんだろうなあ。まあストーリーには全く関係のない話だし別にいいんだけど。

 と、EDが変わりましたですな。歌は同じだけど。見た感じ、これからはこのEDで行くんじゃないかと思う。これまでにもいきなりED変わって、しかも1回きりってのがあったけど、これはそのまま使い回せそうだ。

 次回予告。やっぱ内容と全然関係ない。葉月と光が何故かキスしてるが…ってまあこれは原作にもあるシーン。来週は手まり歌かあ。うーん。耕平の修行の成果が発揮されるシーンまで行けるかな?ちょっと無理かも。

 最後の一枚絵はCHOCOって人。確か知ってる。でもなんかリアルな絵で怖いなw いくらなんでも葉月が華奢すぎのような気も…。