月詠 19話

 さて、そろそろ原作とは違う展開になってくるんじゃないかと思うんだけど…。だって原作まだ終わってないし、だんだんと最終回も近づいてきたし、今のところ原作で区切りを付けられる部分ってのが見あたらないんだよなー。

 そんなこんなで今回のネコミミモードはもうラブラブです。そういえばネコミミモードの元ネタは同じ人のラブラブモードだったな。関係ないけど。

 んでは早速。

 じっちゃん家があった場所の様子を見に来る裕美と編集長の2人。よく延焼しなかったもんだ。結界を張っていたから火が外に出なかったんだ、とも考えられるけど、ああいうのってやっぱ術者が存在しなくなったら消えてしまう物なんじゃないのかな。

 ということは火の勢いが収まるまで術者は居た、つまりじっちゃんたちは生きてるってことだろうか?

 そもそも2人の死体はどこへ行ったんだろう。この時点では8ヶ月も経っているんだからここには無いのは当然としても、火事になっている場面を裕美は見てるわけで、すぐに飛んで行ってる事だろう。それに消防車なんかも出動していたような。消火活動が終わった後に、中にいた人がどうなったのかを確認するはず。その時に裕美は居なかったのか。

 2人が去ると成児が現れる。なにやら意味ありげなセリフを吐いて、しかも時計が光ってるんだけど、この時計って何かあったっけ?

 OP。相変わらず卵に変化は無し。ふるむーん後は鉛筆削り。花札。前回のは「クロネコ」で合ってたようだが今回はなんと「コブラ」と「コアラ」のダブルで来た。どちらも「コ」で始まり「ラ」で終わるという。何故かコアラの方はネコミミを付けていないが…。

 オープニングが終わるといきなりKISSシーンから始まる。KISSたって吸血行為なんだけどもねえ。耕平は、あんなに嫌がっていたのに今ではなにやらちょっと満足そうだ。少しマゾに目覚めたのか?葉月は葉月で肩ひもを片方外してちょっと色っぽい。なんか葉月らしからぬ…。肩ひも片外しは、ちゃん様の得意技でもあるが、あっちは全然色っぽくなかったな。

 そのKISSしている様子…というよりもその後の見つめ合ってる2人を見て、ってことなんだろうけど巫女姉妹、主に光の方が怒りまくり。光の方は別に耕平に気があるわけじゃあないんだけど、妹の許嫁になにをしとるかこの人外がーてなもんだろう。最近ではそれに加えて私怨も入ってきているようだが。

 修行をするためには葉月とは一緒に居られなくなると聞いて師匠にたてつく耕平だったが、だったら山を下りるか?と言われ、葉月は下僕がいつまでも頼りにならなかったら主人として困ると言ってなんとか耕平に修行をしてくれるようお願いする。もちろん葉月だって耕平とずっと一緒に居たいのは間違いないだろうに…。

 てかここの葉月の顔はなんかちょっと変だな…どうしたんだろ。手も微妙。

 回想から戻ってくると、いきなり薫が耕平の首に噛みつき、血を吸う真似をしておる。おとなしく黙って見ているだけかと思いきや、なんか辛抱たまらんくなったんだろう。「葉月さんだけずるい」だそうだ。

 んで、まあ…特に興味はないんだけど一応「薫変化集」。
不本意ながら。
 光に「かわいいって言って!」と言われ、仕方なく言おうとしたら葉月に止められ、なんか罵声も「モノノケ」にバージョンアップしてるし。つーかこれもう絶対妹の為じゃない。私怨のみだ!なんだかなあ。

 そうこうしている間にジェダとバルガスが山の近くまでやってきた。それを察知した師匠は耕平と葉月を除く人物を外へ出す。そこで2人に言うセリフが「気を遣っているのが分からないのか」。まあ「お前らが来たところで何の役にも立たないからそこでじっとしていろ」なんてストレートに言えるわけがないからこんなセリフになったんだろうが、なかなかやるなあ。
四次元ポケットかよ!
 そんなこととはつゆ知らず、葉月は用意してきた物を耕平に渡す。のはいいんだけどもちょっとまて。そんな大量の荷物が、そのランドセルのどこに収まっていたというのだ。でも実際中身を出してみると、さっきの袋の膨らみが嘘のように少ししかないな。これくらいなら入っていてもおかしくはないが…。

 そういえば前回、耕平にあげるためのお菓子を拾っていたシーンがあったけど、あのお菓子はどこ行ったんだ。なんかサプリメント的な物しか見あたらないんだけども。

 しっかしここでもラブラブモード全開だなあ。こないだの月詠電視台生放送で、斎藤千和と耕平役の人が「最近ラブラブだよねー」と言っていたのはこの回の収録が直近であったからなのかな。なんかそんな気がしてきた。まあそうでなくても少し前からそんな感じではあったけどね。
このキャラ、テイルズで見たような気がする…
 後半が始まるとアルトが出てくるんだけど、アルトってこんなキャラだったっけ…。わがままでいじけてるだけのお嬢様、って感じだったんだけどな。前回、はてな顔だったにも係わらずいきなり何のためらいもなくネコミミを装着した時点でおかしなことになってるんだけどね。で、なんで像なの?

 「姫様のネコミミだぞー!」って、そもそもそれはじっちゃんの家からパクってきたもんだろ。

 まーた二人っきりですわ。「気にしてないわよ!」のあとの「なに、気にして欲しいわけぇ?」というセリフがカットされててちょっと残念。その強がりっぷりが可愛いのに。でも耕平は薫の婚約者なんだということを本気で信じて…はいないだろうけど、それをダシに拗ねてる様子は可愛いな。

 で、弥生の結界というか罠というか…まあなんかそんなのを突破してきた吸血鬼に矢を放つ謎の人物。誰だこいつ。原作にはこんなシーンというかこんな人物は登場しとらんぞ。さっき弥生がなにやらごそごそやっていたから、弥生の仲間か傀儡あたりなんだろうけど…。それよりもそこにハイジが入るとどうしてこう間抜けな感じになってしまうんだろう。もう声だけで間抜け度全開だ。
はい、変な人が付いてきてるから早く逃げましょうねー
 しかし、こうして見ると巫女姉妹は葉月より小さいんだな。葉月と耕平を比べたら葉月ってけっこう小さいなって思ったのに、それよりも巫女姉妹は更に小さい。葉月もまだ中学生ぐらいのはずだ。ということは巫女姉妹は小学生か?すげーな…。てかそんなヤツ相手にそこまで張り合うなよ。

 まあ大学を卒業したあたりの耕平が、中学生ぐらいの葉月に手を出してるんだから、ちと犯罪ちっくな話ではあるな。

 葉月は、吸血鬼だからと言ってめちゃくちゃ年喰ってるってわけではなく、見た目通りの年齢(ちょっと小柄な中学生)という設定だと、原作欄外で有馬先生が書いているのですよ。

 帰る道中、突然葉月が「忘れ物をした!」といって踵を返す。忘れ物だなんて嘘。やっぱり耕平と離れるのがイヤになって…今度会えるのがまた一ヶ月後だからたまらなくなって戻ってきた。いやずいぶん葉月も変わったなあ。最初の頃じゃこんなこと考えられなかったのに。原作よりもラブラブ度が高くなってんじゃないのかな。

 もうこのままキスしてしまうんじゃないかと思った。いや葉月さん、それはまだちょっと早いですよと。結局してなかったようだけど、影でしてたりして。とりあえず原作のどこの話までやるかによる。

 で、なんでエンディングが白黒なのさ。あとフランス語。

 今回の予告はなんじゃこりゃ…千和が相撲取りになっちゃったよー。こないだのカバディと大差ねえな。

 最後の定番のセリフ「おやすみなさい。おにいさま」なんだけど、「おにいさま」の「い」の部分でちょっと吹きかけてないか?相撲取りの声真似をした自分があまりにもばからしくなって、ちょっと笑いかけてしまったように思える。考えすぎかなあ…。

 一枚絵は八雲剣豪という人。この人は知ってる。よく見かける絵だわ。

 さて次回は、アルトが本格的に接触してくる話。更に耕平の隠されたとんでもない力が発揮される!…ところまでは行かないかも。