月詠 15話

 やっと見ることが出来たネコミミモード。大分遅れたけどまあ行ってみますか。

 前回の終わりで耕平が「お前に助けられたことがあるからな。義理堅いんだぜ俺は」などと発言してしまい、それ以来葉月は耕平を避けるようになっちゃって、今でもそんな状態が続いている。そりゃそんな言葉を期待していたんじゃないからショックだよなあ。
馬乗りっすわ。羨ましいなあ
 でも本当は嫌ってなんてなくて、耕平が話しかけてきたときに一瞬嬉しそうにするけれども素っ気ない態度を取ってみたり、腕を掴まれて照れてみたり、その引っ張られた拍子に耕平の顔に覆い被さってしまって恥ずかしがっていたり、なんかもう可愛すぎる。

 今はルナモードだからけっこう素直に感情表現しているけど、葉月の時でも一応そういう感情は持ち合わせてるんじゃないかと思う。だけども性格からかどうしてもそれをうまく表現できないでいるようなそんな感じ。

 そいでオープニング。今回もつくよみモードかなあと思ったけど通常モードに戻っていた。と思ったらこれは戻ったと言ってしまっていいんだろうか。一応基本はいつもの通りなんだけど、あまりにも違う部分が多すぎる。またこれも今回一度きりの「お遊び」ってことになるのかな。

 まず、いきなりドリフセットが出てきて家の中をちょこまかと葉月が走り回って玄関から外へ出るときに転んでネコミミが外れてしまう。以降葉月はこの位置。

 餅つきの時に葉月はおらず、竹藪のシーンでも誰もいない。代わりにパンダが…。竹の中からおにぎりが飛んでくるし、右二本のうちの左側の中央辺りのパンダがリボンを付けている。さらに最後にはおにぎりの代わりにパンダが飛んでくる始末。

 例の卵のシーンは変化無し。続いて熊のぬいぐるみから「葉月でしたー」って出てくるシーンが魚に食われて見えなくなっちゃった。さらに巫女姉妹の表情がやる気なさげというか苦笑いっぽい。さっきの耕平の頭に覆い被さった所を見てしまったかのようだ。おまけにエルフリーデまでもがやる気無し。「どーせ私は今回は…」って感じかな。

 この後、葉月は出てこなくてネコミミだけのシーンが続く。「KISS、KISS、KISS」の後のセリフ「おにいさま」は冒頭で転けた葉月が喋っちゃってるし。ソバもガム、歯ブラシ、そして何故かCLUB葉月。どんな所だろう…。そして「やくそくよ」、「あたしのしもべ〜」と、だんだん起きあがって来るという妙なところが細かい。

 今回の花札は「1回休み」。どういうつながりなのかと前回のを見てみたら「スクール水着」で終わっていた。全然繋がっていない。ということは単純に1回休みなだけのようだ。

 それでおしまいかと思ったらオムライスにも変化があって、スプーンに葉月が映っていない。ほんと、細かい。

 最後の「KISS、したくなっちゃった」の決めゼリフも、生放送だったのか時間に間に合わなかったらしく、急いで走ってくる。もしかしてさっき転けていた場所から来たのかな?いつもなら転けていないから余裕で間に合っていたと。でも最後のポーズだけはしっかりとキメる。プロ根性だw

 まだある。提供バックのオムライス、なんか半分ぐらい食べられてる。トマトも一個無い。牛乳も飲み干されている。注文書もあって、こいつオムライス五個も食べ…五個目が食べきれなかったのかな。でもここに描いてある皿は3枚だけなのね。ミルク二杯って多いような気がする。なるほど。ここは猫美味食堂(ねこみみしょくどう)だったのね。区切りを変えると「猫、美味、食堂」となって、ここの名物は猫だということになってしまう。うーん。

 タイトルの表現に背景を文字の一部として使っているというのは面白いと思うんだけど、普段ここには「ねY」としか描かれていないということになるはず。一体これはどういう状態を表現しているんだろうか?今これを外したと言うことは、これを付けているときは「準備中」みたいなことなんだろうけど、店に「ねY」とだけ描かれている物が下げてあったとして、それが何を意味しているかを理解できる人は居ないと思うんだけどな。

 葉月と耕平の仲がぎくしゃくしている理由を想像するじっちゃんとエルフリーデの2人。原作では「お嬢様が懐いているのをよいことに乱暴ろうぜきを――。嫌がるお嬢様を押し倒して無理矢理あんなことやそんなことをっっ!!最後に『フーッ、よかったぜ…』なんて言われてすっかり人間不信に…」「スマンっっ わしの孫がっっ すまーんっっ!」というやりとりがあった。回想シーンもちとえろてぃっくだったしどうするのかと思っていたらこうも無難にまとめてくるとは。ま、特に問題ないですな。

 どうしていいか分からない様子の葉月の元へやってくるエルフリーデ。まあ誰が見たって耕平が原因だってのは一目瞭然なわけで。それでもだれかに聞いて貰えただけで多少は楽になるんだろうね。

 葉月が気づいていたのかどうかは定かではないけれども、満月には血を吸わないとやってけないそうだ。その時に下僕が居れば問題ないけれど、でも耕平は下僕では無いって言ってるんだから新しい下僕を捜さないとね、とエルフリーデに言われて「そ、そうですね」と一応は肯定しているものの、実際にはそうは思っていない様子。

 そして耕平を探し回るが、ここで耕平が最後のだめ押しをしてしまう。図星を指されて咄嗟に言ってしまった言葉なんだろうけれどもここでの葉月にその言葉はきつい。「(葉月の事を)なんとも思っちゃいねえよ」。「やっぱりそうなんだ…」というセリフはないけれどもまあそんなところだろう。
デスクトップアクセサリーかな
 以前にも出てきたことがあったが、裕美のPCには何故か葉月のアクセサリーソフトが入っているようだ。前見たときは確かくねくねしているだけでどんなソフトなのかよく分からなかったけれども、一応メールチェックの機能はあるらしい。他にはどんな機能があるのかな。某「何か」(名前追い切れてない…)みたいにヘッドラインニュースを取得して表示したり時刻を合わせてくれたりSSTPで喋らせられたり(相方はハイジか?)、最近流行のRSSを取得して表示できたり…そんなところだろうか。

 せっかく隠れていたのにハイジのせいで見つかってしまった葉月。ご飯を食べに行こうかと誘われるもさっきの耕平のセリフを思い出してスネてどっか行ってしまう。もうここまできたら耕平も気づけばいいようなもんだけど、まあ耕平にはそれが出来ないんだろうなあ。性格とかの問題ではなくて。

 エルフリーデマンハント。じゃあ葉月は大丈夫なの?ってことで焦る耕平。「下僕でないというのなら放っておいてください」と言われ「だからって俺には放っておけません!」と葉月を探しに行く。「まったく、世話のやけること…」と言っているが、原作では「同じ吸血鬼の私はほったらかしなんだから、イヤになっちゃうわよね…」というようなセリフだった。なんかもう「いい人」に徹底しちゃってるのね。
サ○クス
 じっちゃんに葉月の行き先を聞くとコンビニに行くと言っていたという返事。なんかじっちゃんが言うと「こんびに」と平仮名に聞こえてしまうのは気のせいだろうか。んで出てきたコンビニがなんと "NYANKUS"。猫耳肉まんフェアって…どんなのが出てくるんだ?食べてみたいもんだ。

 ここでまた裏葉月が出てくる。裏葉月って結局ルナの事じゃないのか。ルナは…まあ100%ルナではないにしろそこに存在するのにそこから更にルナが出てくるのか。それともこれは単にあのペンダントが見せている幻影に過ぎないのか…。

 原作で、このあたりで「なにが保護者で――誰が犠牲者だって?これじゃあただの独占欲だろ!」みたいなセリフがあった。この「独占欲」というセリフを喋って欲しかったんだけど、そこは出てこなかったな…残念。

 こんだけ必死になって探し回っているのに「なんとも思っていない訳がない」事にさすがの耕平も気づいてくるわけですねえ。

 そして葉月は公園である人を見つける。原作では確か加来徹也が出てきたはずだったけれども、全然別の人…というよりも女だ。やっぱ加来徹也という名前がネックで出せなかったのか?ちとこの女では無理があるように思うんだけど…。

 それでここに出てきたのが女だという理由を考えてみたら、実はこいつはエルフリーデの変装で、2人の仲を橋渡ししようとして出てきたんじゃないかと。そう思ったんだけど見事に大外れ。エルフリーデとは違って、ほんとにこんな時間にこんな場所でこんな格好をして立っていた女の人だった。ふむ。

 その女にKISSをしようとするが、やっぱりどうしても耕平じゃなきゃイヤなんだってことに気づく。でも耕平は下僕じゃないって言うし…もう泣くしかないわな。

 「禁断の愛へ!」ってあぶねーって思ったらタライとか降ってきて。これってばさすがに心象風景の表現では片づけられないよなあと思ったら落としたのはエルフリーデか…。でもだとしたら葉月と耕平がその出所を疑問に思わないのは不思議だ。エルフリーデの仕業だと言うことは分かっていないはずだし。
キスして…
 ここからが歌で言うところのサビの部分。この辺のセリフはだいたい原作と同じかなあ。「義理だとか恩だとかそんな理由欲しくない!わたしがお兄様と一緒に居るのに、理由なんか、ないのに…」。そりゃあそうだ。人を好きになるのに理由なんてあるはずもない。どうしてって聞かれても困る。一緒にいるのに理由なんかない。いいこと言うねえこのネコミミ娘は。

 ついに。ようやくですよ。耕平がこくはくします。それを聞いた葉月は、ここ最近の不安が一気に吹き飛び泣きじゃくる。耕平の告白のセリフは原作と全く同じだと思うけど、なんかすっごいあり得ないぐらい照れながら喋ってたのに、ここではけっこう普通だったなあ。バックに花も咲いていたような気がするし。

 「ねえ耕平。さっきわたしのこと『好きだ』って言ったわよねY」「ああ…そう言った」「えへへへ… 『――わたしも耕平のことを好きY』とか言ったら嬉しい?」「そ…側にいてりゃあそれでいい」「へーえ。それじゃあ側にいるY うれしーですか?」「――お前…襲うぞ…」「!? なにを?」「いや いいですS

 というのが原作でのやりとりのはず。このやりとり、好きだったんだけど一部省略されてしまってるなあ。まあ仕方ないのかな?

 そして新しい下僕を捜さなくて良くなった葉月は耕平の血を吸う。さりげなく耕平の手を握る仕草が可愛い。

 とまたここで裏葉月が惑わしにくるが、もう迷わない。それで呪縛から完全に解放されたのか、ペンダントが消滅してしまう。

 一夜明けて朝。電話が掛かってくる。原作では、学校の先輩が夜勤のバイトを頼んできてそれをすっぽかしてしまったという内容だった。が、ここでは裕美に頼まれたのを忘れていたことになっている。まあ新たに人物を登場させる必要もないからこの変更はいいと思う。

 そこへ葉月が現れ、「元に戻ったのか!?」と駆け寄る耕平だが、昨日のことがあってか妙に葉月は照れている。だんだんと横を向いていく葉月が可愛いねえ。

 んで最後。お館様に報告をしている誰か。うーん。まりおかなあ?次回は写真の話が出てくるみたいだからそろそろまりおが出てくるんだろう。と思う。

 「次回へ続く」…という内容なんだろうとは思うんだけれど、全然読めないな。Esfahat foetぐらいにしか見えないけど…。

 ドイツ語でFortsetzung folgtというのがそういう様な意味らしいんだけれども、とてもじゃないけどそう書いてあるようには見えないなあ。何語かすらわからないし。うーん。

 今回の一枚絵はいとうのいぢって人でした。聞いたことあるはずだしこの絵柄も見たことあるような。

 うわ、もうこんな時間…寝ないと…。