月詠 14話

 やっとこさ月詠再開。二週間は長かった…。まあその間に他のアニメも見てたけど。でもなんか異様に千和率が高かったような気がする。

 久々のネコミミモードは初っぱなから風呂シーン。この放送局だから湯気でほとんど何も見えないんだけど…。

 前回キンケルを自分の手で刺し殺したことを思い出しながら入っていると誰かの声が聞こえてくる。自分の中に存在するもう一つの人格であるルナの声らしい。ここらへんも原作には存在しない表現。どちらかの状態で居るときにもう一方が干渉してくるという事はなかった。

 どうせ湯気で見えないんだろ、ってことででかでかと花が目の前に。これは…花札のを表しているのかな?花札って最後に遊んだのっていつだろうってぐらいだからどんな絵があったかは知らないけど、確かオープニングにこの札が出てきたような気もする。

 ここのルナってものすごくきつい言い方をしてるんだけど、この後出てくるルナはこんなんじゃない。なんか違和感を感じてしまうんだけど…。このルナってのは葉月の妄想であるから本当のルナとは違うってことなんだろうか?しかし1話で古城に居た時のルナはこんな感じだったはず。なんなんだろうか。

 そしてオープニング。やはり前回の予想通り今回は月詠モード。並べて同時に再生してみたけど、特に違いは見あたらなかった。このオープニングは変化無しなのか。残念。来週の後半の途中まではルナのはずだから次回もオープニングは月詠モードなのかな?

 前回、あの後起きて裕美のところまで行ったのね。確か前回も書いたと思うけど、原作では日に当てられてショック症状を起こし、家に帰るまで目覚めることはなかった。このシーンを出したいからちょっと眠っただけってことにしたのかな。

 裕美が塀を乗り出して家の中を見てるけど、ここって通りだよなあ。道を歩いていて実際にこんな人が居たら変な人だと思ってしまう。人通り少ないから大丈夫か。
ヴェールルルランダァ
 そして葉月発見。そうか。裕美は葉月が吸血鬼だなんてこと知らないからベランダに居ても不自然じゃないのね。

 てかこれ、思いっきりベランダに出ちゃってて普通の吸血鬼だったら燃え上がっちゃってるよなあ。まあ前回かなりほぼ外に近いところに出ていたから直射日光を受けなければ平気という設定なのかも知れないけど、普通なら今更焦って連れ戻したところでとっくに手遅れですわ。

 そういえばこれまでここに関しての描写はなかったけど、葉月の寝ている地下室には消防署にあるような手すりを降りていくのね。いや降りるのはいいけど上る時はどうするんだろう。まさかこの棒を上ってくるわけはないし…。消防署と同じように別の所に階段があるのかな?

 もうこの時点ではルナになっているようだ。ほんと、とてもじゃないけど同一人物とは思えない。最初に耕平の血を吸う前の葉月ともまた違うようだ。その時は葉月がいい娘ぶってただけでルナは関係ないが今回はルナ自身が出てきてるんだから違っても当然かも知れないが。ここの声はなんかこころっぽい。まさかまたここでこういう声を使う事になるとは思ってなかったんじゃないかなw

 なんか耕平がケダモノになってるし。実際はまた葉月がいつものようにたちの悪いイタズラをしていると思っているからそっちがそう出るならこっちだってって感じだったんだろうけど、葉月に…というかルナにはそんなつもりはなく、本人は本当にそう思っていただけなんだけどね。

 原作で、…次回、もしかしたら出てくるかもしれないからやめとくか。

 こんなところには居られないとハイジと部屋を出て行く葉月。まあハイジが一方的にそう思ってるだけのような気がするけど。
消防署かよ!
 あ、エルフリーデの部屋は葉月の向かいなのね。って、ここにさっきの棒が出てきてる。やっぱ降りるのと上るのとでは別の手段を使うわけね。

 というか…普通の家でこんな一瞬で降りなきゃならなくなることはないだろうに。ドリフセットと並ぶ、スタッフの遊びの一つって感じかな。もちろん原作には無い。

 料理下手な葉月(だからルナだってば)。やっぱこういう娘はこういう設定であってほしいなあ。何も出来ないのに威張ってる。なんかそんなのが好き。まあ実在したらイラつくだけだけどね。

 様子のおかしい葉月を見ながら話をする三人。今回一番気になったのはこのシーン。別に原作至上主義ではないし、原作と同じでなければおかしいと言っているわけでもない。

 「ルナというのはお館様に後から無理矢理植え付けられた人格です。シュバルツクバレ城から外の世界へ出ないようにするための」と言っている。主人格は葉月の方でそれに上書きされたのがルナということになる。これは原作と全く逆。

 しかしそれならば何故葉月は自分がデイウオーカーであることを知らなかったんだろうか。この後で耕平の「お前知ってたのか。自分がデイウオーカーなんだって」という質問にルナは「ううん。でもなんとなく、そんな気がして…」と答えている。これではルナの方がデイウオーカーであったことを知っているかのようだ。

 一応「知らなかった」という答えではあるけれど、本当にどちらの人格でも知らないのであれば「なんとなく」でもそう思うことはないだろう。この混合具合は8:2ぐらいでルナの方が強く出ていそうな気がするし、葉月の方は全く知らなかったようなところを見るとやはり純粋なルナは自分がデイウオーカーであることを知っていたと考えてもおかしくない。

 こうなると、一体何のために葉月にルナという人格を上書きしたのか理由がわからなくなってくる。城から出ないようにするためだと言うことだったが…。まあ確かにルナの方が素直っぽいからちゃんと言うことを聞いてくれそうだけどね。

 この部分、原作では主人格はルナで、その上に葉月の人格を上書きした、ということになっている。ルナは自分がデイウオーカーであることを知っているが、デイウオーカーであることを隠すため、あるいは葉月(正確にはルナだけど)自身にもそのことを気づかせないために人格を上書きしたんじゃないかという話。

 これをアニメ版に当てはめてみると、もともとデイウオーカーということを知らなかった葉月に、デイウオーカーであることを知っているルナの人格を上書きした。…なんのために??性格の問題なんだったらデイウオーカーというのを知ってる事にした理由が分からない。
She is very cute!(?)
 さて、慣れない料理(今はルナだから)をしていて指を切ってしまった。すかさずエルフリーデが飛んでくる。別に心配しているわけではない。ある目的のため。しかし待ってましたと言わんばかりのこの素早さ…凄いな。

 しかし卵焼きがうまく焼けなかったことに対して申し訳なく思っている葉月の姿ってのは耕平でなくても調子が狂う。可愛いっちゃ可愛いけど、やっぱなんか違う。「お前らしくもないな」ってそりゃそうだ。違う人格なんだから。

 ここでようやく葉月がデイウオーカーであることが発覚する。しかも言うなれば「ぱーふぇくとでいうおーかー」なんだそうな。そのまんまやな。というわけで3秒ルールや愛の力などと言ったものではないということですね。

 一応キンケルもデイウオーカーではあったんだけど、ヤツは光を操って透明化することで日中行動が可能になっていただけ。陽光に当たれば死んでしまう。でも葉月は何もせず、そのままで太陽に当たっても平気な体。キンケルが80286マシンにCPUアクセラレータを積んでPowered by 486ってやってるのに対し、葉月は元から486マシンみたいなこと…って…ふ、、古い…誰もわからんな。
言うこと聞かないと食べちゃうぞー
 昼の外の世界を見てみたいってんで、耕平と2人で散歩。噴水で座ってると「食べてみたいんですけど」「で…いぇええっ?」「あれを」やっぱそんなオチかい。てか昼間っからそんなうらやましい事されてたまるかってんだ。

 あ、でも「食べる」だからまた血を吸われる、ぐらいに思っただけなんかな。でもこの耕平の驚き具合と「クレープが食べたかった」事を知った後のちょっと落胆した様子を見ると、なにやらそれだけでは無いような気もする。

 どうせなら「ねえ。欲しいの…」ぐらい言って欲しかった。それなら耕平が勘違いしても納得だ!やべえ…書き足しててテンションがおかしくなってる。

 ここでも出ました単純化というかペラペラな人垣。

 と言っている間に8:2ぐらいでルナ優勢だったのがだんだんとほぼ葉月にまでなり、また最初の比率に戻る。なんじゃこれ。不安定だってことを表現したかったのか?なんかよくわからん。
「俺と博物館巡りしませんか!」「きゃーいやーーちかーーーーん!!!」(意味不明)
 そんな葉月に押し切られ、仕方なくクレープを買ってきた耕平。2人で食べているとそこへ突然2人乗りのバイクが!まあさすがにこんなのは居ないだろうけど…しかもよそ見しまくりで、こいつら避けても他の人は確実に牽いてしまうな。しかしクレープはもったいない。落ちたのを食べるような貧乏くさい真似はしないけど…また新しいの買ったんかな?そういうわけでもないのか。おいしそうなのにねーこれ。もったいないわ。

 それにしてもエルフリーデはかなりじっちゃんの世話を焼いてるなあ。ま、居候させてもらってる身だからというのもあるんだろうけど、それだけではないような感じ。原作でも2人は妙に仲良くなってたようだし。ま、この2人がどうなろうと全然気にならないけどねw

 仲良くなったのはエルフリーデの過去の話をじっちゃんにしてからだっけか。まああのエピソード自体どうでもいいというか…原作を読み返す時でもその辺りはごっそり読み飛ばしてる。けっこうそこを占める割合が高いからほとんど読むとこなくなっちゃうけどね。
このヘンタイゆうかいま!
 夕暮れ時、そろそろ帰っべやって話をしてると葉月が聞いてくる。「どうしてそんなに優しくしてくれるんですか?」。耕平もバカだねえ。「助けてもらったから。義理堅いんだぜ、俺」って…確かに理由の一つとしてそれもあるんだろうけど、あくまでもサブの理由であってメインは違うだろうと。

 この時点では本人も気づいていないのかも知れない。無意識のうちにそうしているだけで。

 んで家とは違う方向に逃げてった葉月。どうすんだろ。原作ではそのまま家に帰って行ってしまったんだけど…。どうすんのかな。この後原作にある部分をちょっと端折ってそのまま次回の注目ポイントへ繋げてしまうのか。だとしたら時間が余ってしまうように思う。

 葉月を探し回って遅くなった耕平が戻ってみると既に葉月は帰っていたとかいう話になってたりして。

 今回もエンディングはフランス語バージョン。月詠モードとフランス語バージョンはセット売りなんだろうか。来週は…どうかな。ルナメインだから月詠モード+フランス語コンボになるかもしれない。

 次回予告。いきなり「お兄様葉月とお医者しゃんごっこしましょ」って…どうしてもそっちの方へ考えが行ってしまうけど、歯医者かよ。がっかりだ。次回月詠「おにいさま、”せきにん”とって下さいね」である。コミック5巻の帯そのままのセリフっすわ。

 おお、このタイトルのバックのシーンは…耕平がついに決心した所かなあ?次回、ついに耕平が…!

 一枚絵はぢたま某でしたとさ。この絵…公式ページの四コママンガにちと似てるような気もする。「あんたもこれ付けなさいよー。シモベでしょー!?」って言ってるのかな?