月詠 9話

 やっと一週間が経った。早速今週も行ってみよー。

 始まりからいきなり耕平は血を吸われまくり。とは言っても一度に吸われたわけじゃあなくて、これまでに吸われた何度かを振り返ってるような感じ。最後は先週の終わりに吸われたシーン。

 オープニング。よかった。ネコミミモードに戻ってた。先週のまま続いていたらどうしようかと心配だったけど大丈夫だったみたい。でも、前回のためだけにあのオープニングを作ったってのも、まあなかなか凝ってるのかねえ。

 ほいであの卵はいったいいつになったら孵るんだろう?ずーっとぷるぷる言ったままなんだけど。一時期寝てた事もあったけど…次回ぐらいには何らかの変化が出てることを期待してみようかなー。

靴下
 ふるむーんの後は今回は靴下。三本のラインとネコミミのシルエット、そしてNECOの文字…。ん?猫ってNECOって書くの?CDのジャケットなんかでもNEKO MIMI MODEとなってるし、まあ昔NECOって書いてる人がいて以前からどっちなんだろうと疑問に思っていたけど、一体どっち?自分としてはATOKのローマ字モードでNECOでは「ねこ」とならないのでNEKOなんじゃないかと思ってるんだけど。昔からずっとそっち使ってたし。外国語ではそう書くところもあるんだろうか。ちなみにぐぐってみるとNECOでは約221k件、約NEKOでは322kと一応NEKOの方が多いようだけど、そこまでめちゃくちゃ差があるわけでもなく…。

 今回の花札は…前々回がマーメイドだったから、これはドクターかな?「はい、血液取りまーす」って注射が要らないのはいいね。牙でちゅーーーっと。…吸った血をどうやって出そう?

 次回は何かなー。グラマー→マーメイドだったから、長音の場合は二文字を取るのかな。だとしたらターで始まる言葉…。ターザン。終わっちゃうよ!

 オープニングはそれぐらいかな。誰だ!オムライス食べたの!って気づくの遅!!

 本編が始まり、手術中の耕平。手術ってこんなにも大人数でやるものなのか。そして周りには何も無い。すんげー広いなあ…。実際のもこんなもんなんだろうか。単なるアニメ的表現?

 大まかな所は原作と同じなんだけど、じっちゃんが元気でピンピンしてるところが違う。瀕死というような事はないけど、そこそこの怪我を負っていたはず。というかじっちゃんも入院していた。

 しかしなんだねえ征爾は。まあ確かに自分の身内がこんな目に遭ったら、本人の意志ではなかったことぐらい分かっていてもイライラしてしまうのはわからないではないけど、大人なんだからもうちょっと穏便にしてほしいもんだ。

 まあ特に葉月がヴァンパイアだからってこともあるんだろう。どうもこの人たちはヴァンパイアに対して悪い印象を持っているようだ。その昔、ヴァンパイアと何かがあった事は間違いないんだろうけど、原作でもその事については書かれていない。というか、現時点ではじっちゃん達も「何があったのか」をまだ知らないようだし。それを聞こうと前回キンケルに御堂静流の事について何か知らないかと聞いていたし。「不快な名前」とキンケルが言っていたように、まあキンケル側にしてみても何かをされたことがあったんだろう。

 場面は変わり耕平達が住む家。中には葉月しか居ない。ベッドに横たわりこれまでのことを思い返す。耕平を刺したとき、何が起きたかは分からないけど何をしたかは知っている…。知っているのはじっちゃんか征爾に聞いたからなんだろうけど、催眠ってかかってる間は記憶を無くすんだろうか?テレビなんかでやってるのを見たらちゃんと記憶はあるみたいだけど。そういうのとはまた種類が違うのかな。でも思い出せないって言ってるから、何をしたのかすら分かってないんだろうか?

 暗い部屋で一人寂しくご飯を食べる葉月。ユリオカ超特Qじゃないけど、こういうシーンでは何故か必ず雨が降る!ま、その方が雰囲気が出やすいからねー。しかしこういうときにまできちんとネコミミを付けているのはさすが。もう体の一部と化してたりして。引っ張っても外れないとか。てかこの食事は誰が作ったんだろう。

 黙々と食事をする葉月はこれまで耕平と居たときの事を思い出しながらぽつりとつぶやく。

「居なさいよ。主である私の側に」

 これまで側に居るのが当たり前だと思っていた人が居なくなるとこんなにも悲しいんだなあということを実感している様子の葉月。耕平の部屋の前に佇むが…その格好、男物のTシャツ一枚なのか?さすが心得ている。というかこれは制作者側の狙いだろうかねえ。まあ原作では「このテの格好がウケるのは耕平で実証済みだから」などと葉月が言ってるし、葉月自身の意志で、ってことになるのかもしれない。

 ここでどこからともなく声が聞こえてくる。これはなんなんだろう。何らかの物体・物質が音声を発しているのか、心の中に直接語りかけているのか、はたまた葉月の妄想か…。声の感じはツクヨミっぽいけど、原作ではこんなシーン無かったしよく分からない。あんなペンダントも無かったし。

 んーやっぱりこのペンダントが語りかけてきた、と考えるべきか…。自分の中のもう一人の自分が話しかけてきてるのかなーとも思ったんだけど。

 病院に着くと光と薫が登場。んー、わざわざこんなとこまでやってきたのか。ってこのアニメの舞台って何県だっけ…。猫井草駅なんて検索しても出てくるわけはないし(出てくるけどそれはアニメに関して言及してるページ)。

 薫に「この娘も耕平兄の事を心配して」と言われて必死に反論する葉月だけど、そんな傘くるくる回しちゃって、バレバレだっつーの。心配なくせに、こいつはもう…。

 耕平の居るICUへ到着。って、集中治療室ってそんなにすっと入れるものなの?行ったこと無いからわからないけど。

 もうちょっと前からだけど、なんか色が薄いなー、テレビ壊れたんかなーと思ったらもともとそういう発色なのね。これも心情を表す一つの手法なのかな。

 ベッドで居る耕平を見る葉月だが、どうやら死相が出ているらしい。なんだろう。死に神が取り憑いてるような状態なんだろうか。これがある限り死ぬのは確実のようだ。

診てもらいたいねえ
 一旦ここでCMでーす。でアイキャッチ。でもこれはドクターじゃなくてナースだよなあ。注射なんか持って。危ないよ?

 自分も耕平の側に居たいとわめく葉月。それを必死に押さえつけるじっちゃん。「あれは死相だよ。このままじゃ耕平が…!」と言った途端、とうとう征爾がキレる。こうなった原因を作っておきながら邪魔をするというのなら容赦しない…。まあそうなんだろうなあ。いくら操られていたとは言え心情としては。じっちゃんはさすがに動じないというか達観してるというか…。

 耕平の病室に向かうじっちゃんたち。一人取り残される葉月。室内では延命呪が始まる。「その者未だ天明を知らず 地の理を知らず 臣下の礼を得るに能わず」この辺りは原作と一緒かな。違うのは巫女姉妹が居ること。というか原作ではこの時点では存在すらなかった。ハイジも猫のままだったし。

 また耕平のことを思い出す葉月。だんだん溜まってきた。

 あ、関係ないけどじっちゃんの「長時間の術で」っていうのが「十時間の術で」に聞こえて「長いな!」って思ってしまった。

 そこへ葉月母の言葉が聞こえてくる。つーかハイジが死んでるよ!?って、これは葉月母が葉月に語りかけているから力をそっちに集中していて体を動かすことが出来なくなっただけなんだろう。予告でこのシーンを見たとき、どんなシーンが出てくるんだろうって思ってしまったんだけどこういうことか。

 ヴァンパイアである自分には何も出来ることはないんだと思いこんでしまっていた葉月に、ヴァンパイアだからこそ、血を吸って出来る事があるんだよということを諭す葉月母。その言葉に目が覚めた葉月は病室に突入。原作ではここでハイジボム(?)が炸裂していたがそれは無し。

うらやましいぞ耕平
 耕平の側に駆け寄り、気を集中させつつ耕平の血を吸う葉月。「初めての下僕のくせにこんなところで居なくなるなんて…絶対、許さないんだから!」と心の中で叫びながら耕平にキス。それによって血の力が発動した。これは葉月の言う「吸血行為」を意味する物ではなくて一般的な意味で言うところのもの。しかも唇に。一瞬だし、ちょっと見にくいから最初見たときはこのシーンは飛ばされてしまったのかと思っていたがちゃんとしていた。ところでこれってカウントに入れていいんだろうか。人工呼吸と同じ扱いになりそうな気もするが。

 その力のおかげでなんとか死を免れた耕平。それを確認した葉月は病室を去ろうとするが、征爾に呼び止められる。どうでもいいけど巫女姉妹は髪型同じだなあ。

 征爾の「どこへ行くんです」という言葉に対して「あたしのせいだから…」と言いかけたところで倒れてしまう。それを受け止める光だけど、「もう、手間掛けさせるんだから」という言葉のイントネーション、なんかおかしくないかな??京都弁ってことはないだろうし…力を入れて支えてるから肺の力加減がうまく行かなかったのかな。

 「コウ君の側に、居てあげてください」という征爾の言葉。思わぬ言葉に驚く葉月。どうやらさっきの光は、葉月が自分の生命エネルギーを耕平に分け与えたって事らしい。自分の命を削ってまで…まあヴァンパイアはもともと人間と比べてかなりの長寿であるから、多少人に分け与えたとしても大して問題ではないだろう。ただ、いくら影響がないからと言っても普通はそんなことをしない。葉月にとって耕平がただの下僕ではないことが今回のことではっきりとわかった結果なんだと思う。ただの下僕であれば、そんなの死んだところで代わりはいくらでもいる、と言ったところだろう。

 そして葉月が見守る中、目を覚ます耕平。嬉しくて抱きつく葉月だったが当の耕平は一体何が起こったのかさっぱり分からない。「よう、正気付いたか…」辺りからはもう記憶がないだろうし、葉月にKISSされて、そしてキスされたことなんて全然覚えてないだろう。

 まあ葉月としては耕平生き返ってよかったよー、で終わるところなんだろうけれど、小さい頃から自分の将来の結婚相手は耕平だ、と聞かされていた薫は気が気ではない。助かったのは嬉しいけれど、目の前でこんなにもベタベタされたんじゃねえ…。性格上、あまりそういうことは表情や行動には出さないみたいだけど。

 事が終わり、京都へと帰る巫女姉妹。結局この2人はなんの役にも立たなかった。一体何をしにきたのだろうか。うーん。こんなキャラも居るよ?という顔見せだったのか…。よくわからない。

 よく分からないと言えば新幹線の車内で前方のテレビに映っている「?」と「!」の文字。これには一体どういう意味があるんだろうか。「はてなもびっくり」って事?なわけないよねえ。

 そして家へ戻った2人。「どこをどう調べても健康だ」と言う割には1人では歩けないのね。なんだか耕平に付きそう葉月がなんだか…おめーら付き合ってんのか!って感じで。前にも書いたなこのセリフ。

 「ふぅ。なんだか喉が渇いたなあ。おい、お茶」

 ちょっと待て。てめーらいつから夫婦になったー!?

 とその言葉に振り返る葉月。えっと…どちらさんでしょうか…。

 そんなこんなで予定調和というかなんというか、普段の2人に戻ったのでしたっと。

 んでもまあ耕平はともかく葉月の中では何かが変わったんじゃないかなと思う今回の話。それにともなって「しもべのくせにー」のセリフのトゲがなくなったような気がする。そのあとの「もう 甘えんじゃないわよー」といいつつも、ほんとはちょっと甘えて欲しいという天の邪鬼っぷりを見せるネコミミ娘だねえと。考えすぎか??

 所変わって葉月が元居た場所。キンケルとエルフリーデ。原作ではここでけっこう痛々しい折檻が行われていたわけだけど…されたんだろうなあということだけしか分からないねえこれじゃ。まあテレビで、動画として放送するにはあまりにもすぷらった*1な話になるから当然と言えば当然かもしれない。なんたってキンケルはエロエロ男爵ですから。でもそれもテレビでは無理だろうなあ…。しかし原作でもえろっぷりを見せたのはこの話の時だけだった様にも思うけど…。

 エンディングも前の日本語バージョンに戻っていた。背景とかは相変わらず。ここは最後まで変化無しかな。と思っていたら突然どこかにすっごく分かりづらい変化を付けてくるかもしれない。わからないけど。

 次回予告。何故かハモる巫女姉妹+ネコミミ娘。一体何を喋ってるんだろうか。そして予告もラジオ風味。

 ほいでもって次回はアニメオリジナルストーリーの様な気がする。このタイトルから想像出来る話は原作にはなかったと思うし…。前回は京都編がそれだった。たまにそういうのを入れてくるのかな。

 とりあえずの区切りはあと10〜13話か…。キンケルと戦うところまでちゃんと行けるんだろうか。それよりも気になるのはその後があるのかどうかって事。頼む。続いてくれ。続くにしてもしばらくの充電期間を置くのかなあ…うーん、どうなんだろうか。

 最後の一枚絵は撫荒武吉という人。前半は「なであら」と読むらしい。後半は不明…どう読むんだろ。ごめんなさい。聞いたことがないです。それにしても凄いアングルだなあ…。

 今回けっこう長いな…。最後まで読んでる人っているんだろうか?w

*1:ちよちゃん風