月詠 8話

 今回のネコミミモードはちょっと面白くなかったなあ…だって葉月の出番が極端に少なかったし全体的に暗いし。まあ葉月の出生に関する話との関連で必要な話ではあると思うけど。まあとりあえず。
出番が無かった猫耳娘
 前フリ部分の部屋の中に入っていくシーンってのはなんかちょっと歪んだレンズ…凸?凹?魚眼?なんだかよくわからないけど変な映り方をしていた。

 「光と空間の魔術師」という言葉を受けてのイメージだろうか。原作では「独特の光彩の表現方法で評価の高いオカルト・宗教画の大家」となっていたが、多少ぼかした表現にしたのかもしれない。まあどっちも似たような意味合いだけど。原作では個展に招待されたんじゃなくて出版社に乗り込んできていた。いきなり招待されるってのもなんか変な話だけど…。

 OP。今回はほとんど変化はなかった。卵はまだプルプル言ったままだし、ふるふるふるむーんの後は今回も笛だった。あ、ソバから出てくるのは元に戻っていた。なんだったんだろうか。花札の部分は今回はマーメイド。前回の「グラマー」の最後の二文字を取った形か。しりとりって最後が長音になった場合はどの文字を取るんだろうか。よくわからない。

 本編が始まり、エルフリーデがキンケルに先日の状況を報告しているが、これはほとんど嘘。話し方からすると嘘を吐いているのがバレバレの様に思えるけど、エルフリーデはキンケルの下僕。耕平と違って本当に「下僕」である者は、主人の前では絶対に嘘を吐けない。その支配は精神にまで及び、心の中で逆らうことすら出来なくなるらしい。つまり通常嘘を吐くことがありえないわけで、エルフリーデの声が震えていようが別に何も思わない。

 場面は変わり、耕平達の家。何やら捜し物をしている様子。じっちゃんに訪ねると「あんだってー?」と返事が返ってくるがこれはやっぱり志村のセリフだよなあ。ここまでドリフを…。

 そして広げる新聞紙。左上にいきなり「11922960号」とある。これは紛れもなく鎌倉幕府。そして本文に目をやると、そこは2chの嵐。右上は吉野家のつゆだくの話。もうテンプレと化し、いろんなバリエーションも存在する「アレ」だ。

 一番目に付く大きな字の部分。「明朝末期の遺跡 発掘進む2ゲットの起源解明か?」。意味が分からない。その左の部分。ほとんど文字が読み取れない…分かる部分だけ。

「煮??(にげた)」
明朝末期、???の間で、???(すれたて)なる遊びが流行っていた。
先端に?をくくりつけた棒を???に?て、合図と共に棒に駆け寄り ??を奪い合うという、己の??さを??する遊びであった。
やがてこの遊びに飽きた者達が、??を煮込んだ?汁を?み、その???を?代わりにして奪い合うという遊びに

 全然分からない。TVだとこんなもんか…。DVD画質なら分かるかな?まあどうでもいいことかもしれないけど。しかしここまであからさまにやられるとちょっと萎える。それは置いといて。

 たまたま(なのか?)屋根に上がると、何故か屋根の上に居た葉月とハイジを発見。耕平が探していた物は葉月が持って行ってしまっていた。カメラだけど、原作は双眼鏡。しかもじっちゃんに屋根の上に居ることを教えてもらっていた。そっちのが自然だと思うんだけどな…捜し物をするのに何の前触れもなく急に屋根に上がるヤツなんていない。

 まあご近所の修羅場、はいいけど、「いいのかあいつらどうみたってまだ未成年」って、耕平は一体何を見たのか…やっぱカメラはまずいだろー。ここでシャッター押したら盗撮になってしまう。誰かのように逮捕されるぞ。

 そして見つける葉月の母親(ほんとは違うけど)。そっちへ向かって走っていく葉月。罠だということも知らずに。耕平とじっちゃんはそれを追いかけていくが…大体の方向はわかっているだろうけど、ただ闇雲に走ってもしかたがないんじゃないかなあ。途中でハイジが倒れているのを見つけると葉月の母親、のような物が現れる。

 自分は本人ではなくメッセンジャー、ということだったが、ハイジは変化したときに記憶をなくしてしまったんじゃなかったっけ。それでもそういうことは出来るのか。

 葉月を探そうとするがどこを探せばいいのか分からない。しかしじっちゃんはだいたいの見当は付いているという。どうやって分かったのか…新聞を読んでいたときに「む?」と言っていたけど、一体何を見ていたのか。だいたいとはいえ、よくそんなことが分かったもんだ。

 ここも原作では、じっちゃんが葉月のあとを式神を使って追わせて居場所を突き止めた。その方が自然だと思う。どうにも今回はなんだか無理がある展開が多いような気がする。

 アイキャッチ。手乗りハイジ(変身前)とそれを手に載せた葉月。しっぽから何故か木が生えてる…。五行相克「木」の事なんだろうか?んー。ハイジは普通の猫の方がよかったかなー。言葉が喋られないから不便か。

 携帯で成児を呼び出している時の呼び出し画面、葉月とハイジの画像だ。カメラ付いてるし、撮影したのかねー。ちょっと欲しいかも。

 葉月を助け出すために自分たちだけでは無理があると言うじっちゃんだが、それを遮る耕平。その理由として雀の雛の話をしていた。結局どうにもならなかったけれど、だからと言って何もせずには居られない、と。

 ここも原作と違う。バイトの途中で川岸に段ボールに入れられて捨てられた仔猫を発見。バイトを抜けるわけにも行かず、終わってから戻ってみると水に半分浸かって蓋の開いた段ボールがあるだけだった。その仔猫が無事誰かに助けられたのか、それとも溺れてしまったのか分からずじまいだった。そういう経験がある耕平は、どうにかなる訳ではないにしても、だからといって何もせずには居られない。というつながり。やっぱこっちの方がいい。

 そうして葉月と葉月をさらった者がいるであろうホテルの中へ乗り込む2人。ホテル内はその何者かの手に既に落ちていたが、原作ではここでじっちゃんの邪眼に似た能力を見られる。この戦いが終わったあとにその事が関係してくるが、そこはどうなるのかな。まあ大したことじゃないし、どうにでもなるか。

 二手に分かれて行動するが、ここでのじっちゃんの行動がちと意味が分からない。エレベーターで最上階まで行ったと思ったらすぐに今度は地下にまで降りる。一体何がしたいんだ?陽動ってことだけど…うーん?

 一方階段を使って最上階を目指す耕平。上っていると、バイオハザードな状態に。この人たちみんなキンケルに噛まれたのかねー。そいつらをやりすごしてさらに上がると今度は1話に出てきたビゴーが現れる。耕平のせいで自分はまともな体すら与えて貰えないと怒ってるけど、そんなの自業自得というか単に自分が無能なだけなんじゃ…。

 突き当たったらエレベーターで、ボタンを押して扉が開くと何故かエレベーターがない。なんでだ。そんなところまでキンケルに支配されてしまっているのか。機械なのに?

 腹を決めてエレベーターのケーブルを伝って下に降りる耕平だけど、いくら上着を巻いたとしてもそんなのすぐにすり切れてしまうだろうになあ。下に着くと横の壁から爆音と共に飛び出してくる。落下の衝撃がそんなに凄かったの?だったら死んでない?

 じっちゃんとエルフリーデが戦っている部屋に到着。後ろにはビゴー。耕平の方に向かって使い魔を飛ばすエルフリーデ。当然耕平には効かないというか分解されてしまう。その残骸がビゴーに当たり…なんで凍るんだ?氷柱となったビゴーにエルフリーデのヒールアタックが決まり粉砕。かなり痛そうだ。

 結局エルフリーデは敵じゃなかったんだねーって、ようやくここで分かる。かなり引っ張った。

 ここで本編終了。

 EDは以前の物に戻っていたし、次回予告があったからこれ以降も続くことが分かった。しかし次回予告がビゴーなのはいただけない。気持ち悪いだけだ。ビゴー役の人ももう開き直ってたみたいだけどw

 最後の一枚絵はごとP。猫のふさふさ具合が可愛い。

 いやしかし今回は面白いと思わなかったから、いつにも増して支離滅裂…。やっぱこのアニメは葉月が出てなんぼだなあとつくづく思い知らされた回だった。

 次回に期待、かな。次回でこの戦いは終わるんだろうか。終わったにしても楽しみなシーンはそのまた次の回だろうしなあ…。ま、いっか。